ゴーストシップ : 新作映画評論

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ゴーストシップ

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1月11日より、渋谷東急ほか松竹・東急系にてロードショー

この映画の主役は“船”なのだ

画像(C)WARNER BROS. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)2002 Village Roadshow Films(BVI) Ltd.

開巻いきなりの大スプラッタ場面にはギョッとするが、じつは意外と正統派の海洋怪談ものである。「さまよえるオランダ人」伝説や、劇中でも言及される「マリー・セレスト号事件」の系譜に属するお話といっていいだろう。

なんといっても、タイトルロールの“船”がすばらしい。40年前に行方不明になった、スペインの豪華客船アントニア・グラーザ号――望みうる限りの贅を尽くしたというこのオーシャンライナーの威容を前にすると、紅一点のたくましいヒロインはともかく、船長役のガブリエル・バーンを筆頭に、男どもはどうにも影が薄い。この映画の主役は“船”なのである。

幽霊船を題材にした映画は、映画史を顧みても、これといった決定打がない。じつは穴場なのだ。デジタル視覚効果の恩恵で、ジェームズ・キャメロンでなくとも巨大客船を再現することが可能になった現在、勇躍これに挑み、しかも全面的にCGに頼るのではなく、10メートルを超える大型模型をわざわざ作って巧みに合成。“リアルな幽霊船”をスクリーンに出現させるのに成功している。

(添野知生)

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ABOUT THE MOVIE

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  • 海難救助船アークティック・ウォリアー号の乗組員たちは、40年前に遭難した豪華客船を発見。その船を手に入れようと乗船した彼らを次々と異常な現象が襲う。 製作は実はホラーおたくのロバート・ゼメキス率いるダーク・キャッスル・エンターテインメント。ウィリアム・キャッスル監督作のリメイク専門の製作プロだ。監督は同製作プロで「13ゴースト」を撮ったスティーブ・ベック。「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」「アビス」などの視覚効果アート・ディレクター出身。
  • 原題:
    Ghost Ship
    監督:
    スティーブ・ベック
    脚本:
    マーク・ハンロンジョン・ポーグ
    出演:
    ジュリアナ・マルグリース、ロン・エルダードガブリエル・バーン
    製作国:
    2002年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間31分
    配給:
    ワーナー・ブラザース映画
  • オフィシャルサイト

(C)WARNER BROS. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)2002 Village Roadshow Films(BVI) Ltd.

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