フォーガットン : 新作映画評論

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新作映画評論

フォーガットン フォーガットン 6月4日より日劇3ほか全国東宝洋画系にてロードショー

まんまと一杯食わされた喜びを語り合おう

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「忘却とは忘れ去ることなり」というのは、大昔の有名なメロドラマのナレーションの一節だが、そんな題名の映画でありながら、ジュリアン・ムーア扮するヒロインは、1年以上も前の飛行機事故で、幼い一人息子を失った悲しみを乗り越えられず、遺品を見ては思い出し、悲嘆にくれる毎日で、精神科医のセラピーを受けるほどの重症状態。

そんな彼女のまわりで次第に異変が起きる。初めから息子が存在しなかったかのように、夫をはじめ周囲の人々から息子の記憶が消え失せたばかりか、物理的な証拠も消えていく。すべては彼女の妄想? しかし、自分の記憶にしがみつき、彼女は行動にでる……。

――と、まあ、この程度は粗筋を紹介できるけど、エチケットとして、あとは一言も書けない。たとえば、「シックス・センス」みたいなオチがどうのいうんじゃなく、唖然呆然の展開が待っているから、これ以上はネタバレになってしまうのだ。とにかく見なさいと言うしかなく、見終わって、まんまと一杯食わされた喜びを誰かと語り合うのが愉しい作品で、これほど見世物小屋センスに徹した作品も珍しい。ちなみに、題名には“犠牲者”のニュアンスもあります。

高橋良平

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  • 「めぐりあう時間たち」「エデンより彼方に」のジュリアン・ムーアのサスペンス。9歳の息子サムを事故で失ったテリーは、14カ月経った今もその衝撃から立ち直れない。だが、ある日、家族3人の写真から息子の姿が消え、精神科医は彼女に「息子はあなたの妄想の産物だ」と言うが……。監督は「危険な遊び」のジョセフ・ルーベン、脚本は「フェノミナン」のジェラルド・ディペゴ、撮影は「モナリザ・スマイル」のアナスタス・ミコス。
  • 原題:
    The Forgotten
    監督:
    ジョセフ・ルーベン
    脚本:
    ジェラルド・ディペゴ
    撮影:
    アナスタス・ミコス
    音楽:
    ジェームズ・ホーナー
    出演:
    ジュリアン・ムーア、ドミニク・ウェスト、ゲイリー・シニーズ、アルフレ・ウッダード、ライナス・ローチ
    製作国:
    2004年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間32分
    配給:
    UIP
  • 6月4日より日劇3ほか全国東宝洋画系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

フォーガットン

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