幸せのポートレート : 新作映画評論

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映画

幸せのポートレート

劇場公開日 2006年7月15日
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幸せのポートレート 7月15日よりシャンテシネほかにてロードショー

ゲイならではのキャラクター設定が新鮮

画像(C)2005 TWENTIETH CENTURY FOX

TVドラマ「SEX and the CITY/セックス・アンド・ザ・シティ」のサラ・ジェシカ・パーカー主演の恋愛モノかと思いきや、ダイアン・キートン、ダーモット・マローニー、クレイグ・T・ネルソンといった芸達者によるアンサンブルキャストで描くクリスマスシーズンのファミリー・コメディ。都会暮らしだが、実は保守的な堅物女性が、ニューイングランドのリベラルな田舎一家に入り込むとどうなるかを面白おかしく描いている。

「SEX and the CITY」から都会の女性という枠組みだけ借りて、中身は真逆の天然勘違い女になりきっているサラ・ジェシカ・パーカーも見物だが、超リベラルな田舎一家の面々がカラフル。特に聾者でゲイのサッドとそのパートナーである黒人のパトリックはラルフ・ローレンやコーチなどのファッション・ブランドで働いていたというゲイのトーマス・ベズーチャ監督ならではのキャラクターで、このジャンルに新風を吹き込んでいる。その他、映画編集者の放蕩息子ベン、意地悪娘のエイミー、リベラルなストーン家を束ねる両親など一癖も二癖もある面々をしっかりと色分けして描いている。

後半からラストに至るまでのどんでん返しには抵抗を感じる人もいるかもしれないが、秘密を抱えているダイアン・キートン扮する母親の存在が、本作を単なるドタバタコメディになるのを防いでいる。出来ることならクリスマスシーズンに観たかった作品だ。

(編集部)

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ABOUT THE MOVIE

(C)2005 TWENTIETH CENTURY FOX

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