カンパニー・マン : 新作映画評論

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カンパニー・マン

1月18日より、ニュー東宝シネマほか全国東宝洋画系にてロードショー

「CUBE」の監督は観客を手玉に取るのがお好き

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郊外住宅に妻と2人暮らしの会計士。平凡を絵に描いたような男が、ポストモダンっぽい建物の中で奇妙な試験を受けて転職する。そんなちょいとアンチユートピアを匂わす世界の雰囲気から始まる本作は、「CUBE」でデビューした監督の長編第2作。

「CUBE」がワン・アイデアの、どちらかといえば凡庸な状況を設定し、それを丹念に描くことで、観客を楽しませたのと同じく、どうやらこの監督、観客を驚かせ、手玉に取るのがお好きなようだ。

今回の主人公は、多国籍企業に就職した途端、産業スパイを命じられ、偽名を名乗って別企業のホテル・コンベンションに出席し、万年筆型盗聴器で会議をスパイする使命を与えられる。生活は一転、飛行機に乗っては全国のコンベンション巡りをする毎日。そんな中、彼が不思議な光景が脳裏にフラッシュバックする現象に襲われたり、謎めいた女(ルーシー・リュー)が絡んできたり、ますます雲行き怪しきスパイ・ストーリーになっていくが、これ以上、予備知識ナシで見るのがイチバン。次々と主人公の「現実」が崩れる快感をお楽しみに。

ちなみに本作の原題は「Cypher(サイファー=暗号)」。最後にとんでもない真実が待っている。

(高橋良平)

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ABOUT THE MOVIE

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  • カンパニー・マン
  • 98年に日本で超ロングラン・ヒットした「CUBE」のビンチェンゾ・ナタリ監督。その5年振りの新作は、60年代のスパイ映画やSF映画へのオマージュを盛り込み、人間の記憶をモチーフに描く異色サスペンス。 アニメ・スタジオのストーリーボード・アーティスト出身監督ならではの、映像展開にも注目。 主演はロバート・アルトマン監督の「ゴスフォード・パーク」などで活躍の英国俳優ジェレミー・ノーザム。「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」「シカゴ」「キル・ビル」と話題作の控えるルーシー・リューが共演。
  • 原題:
    Cypher
    監督:
    ビンチェンゾ・ナタリ
    脚本:
    ブライアン・キング
    出演:
    ジェレミー・ノーザム、ルーシー・リュー、ナイジェル・ベネット
    製作国:
    2001年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間35分
    配給:
    ギャガ・ヒューマックス共同
  • オフィシャルサイト

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