クローサー : 新作映画評論

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新作映画評論

クローサー クローサー 5月21日より丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー

「わかるわかる」? それとも「死ぬまでやってれば」?

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誰かが誰かに恋をして、誰かを裏切り、誰かが傷つく。今も昔も世界中で繰り広げられる、恋愛模様。韓流ドラマではこれに交通事故と出生の秘密がからむのだが、この映画はしょっぱなこそ交通事故で始まるものの、英米オールスター・キャスト。ロンドンを舞台に、あくまでリアル&スタイリッシュに決める。

といっても、ここでいう“リアル”はちとクセモノで、登場する男女4人の関係は「こんなのあり?」というくらい目まぐるしく変容する。作家志望の新聞記者が元ストリッパーと出会うなり即同棲? やがて美人フォトグラファーに惹かれるが接近ならず、ネットを通じて彼女ととある医師を接近させてしまい……と劇的にもつれるのだが、元はといえばヒット演劇の映画化。男女がより接近し(クローサー)本音を語り始めると関係が壊れ、ほかの異性に近づいてしまうという恋愛の性(さが)を一種、象徴化させているのだろう。

「わかるわかる」と共感するか、「死ぬまでやってれば」とあきれるか。赤裸々トーク全開の4人中、いちばん品性を保っているのがナタリー・ポートマン演じるストリッパーというのも皮肉。さすがアミダラ!?

田畑裕美

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ABOUT THE MOVIE

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  • クローサー
  • ロンドンを舞台に、女性写真家、小説家志望のジャーナリスト、医師、アメリカから来た女性ストリッパー4人のそれぞれの出会いと、いくつかの別れが描かれていく。ローレンス・オリビエ賞新作劇賞などを受賞したパトリック・マーバーの戯曲を作者自身が脚本を執筆、「卒業」「ワーキング・ガール」などのベテラン、マイク・ニコルズが監督して映画化。ゴールデン・グローブ賞でクライブ・オーウェンが助演男優賞、ポートマンが助演女優賞を受賞。
  • 原題:
    Closer
    監督:
    マイク・ニコルズ
    脚本・原作:
    パトリック・マーバー
    撮影:
    スティーブン・ゴールドブラット
    音楽:
    モリッシー
    出演:
    ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライブ・オーウェン
    製作国:
    2004年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間43分
    配給:
    ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 5月21日より丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

クローサー

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