シティ・オブ・ゴッド

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

ブラジル、リオ・デ・ジャネイロのスラム街に生きる子どもたちの暴力に満ちた日常を、実話を基に描いた犯罪ドラマ。

「シティ・オブ・ゴッド」と呼ばれるリオ・デ・ジャネイロのスラム街。1960年代後半、ギャングに憧れる少年リトル・ダイスは年上のチンピラ3人組と共にモーテルを襲撃して殺人を犯し、そのまま行方をくらませる。一方、チンピラ3人組の1人の弟であるブスカペはカメラに興味を抱き、写真家を夢見るように。1970年代、リトル・ダイスはリトル・ゼと改名して街へ戻り、親友ベネと共に麻薬ビジネスでのし上がっていくが……。

パウロ・リンスの小説を原作に、キャストには現地で暮らす一般の人々を多数起用。アカデミー賞で4部門にノミネートされるなど高い評価を受け、監督のフェルナンド・メイレレス監督の名を一躍世界に広めた。

2002年製作/130分/R15+/ブラジル
原題:City of God
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2003年6月28日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第60回 ゴールデングローブ賞(2003年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  
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映画評論

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(C)O2 Filmes curtos Ltda. and Hank Levine film GmbH 2002.

映画レビュー

4.0僕らからすれば衝撃的な内容。 映画の中の人達には普通であり日常なん...

2024年3月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

僕らからすれば衝撃的な内容。
映画の中の人達には普通であり日常なんだろう。

この世に奇跡はあるのか?きっとあるんだと思う。
でもそれは多分ひっそりと起こってるだけ、うまくいけばずっと後に「アレは奇跡だったんだ」って誰かが気づくかもしれないってぐらいひっそりと。
誰かが歩いてて蹴飛ばした石が、その後何かに影響を与えても石を引っ掛けた人の知るとこではない。
認知されないコトはないってことと同じ。

映画の感想にはなってないんだけど、観終わった後になんとなく思ったこと。。。

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うず

4.0【”神の棲む街で行われた子供達による凄惨な犯罪・殺人・抗争ををドキュメンタリータッチで描いた作品。何とも救いようが無い結末であるが、今作は貧しき貧民街の負の連鎖を描いた作品なのである。】

2024年2月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

■“シティ・オブ・ゴッド”と呼ばれるブラジルの貧民街。60年代、3人のチンピラ少年とギャングに憧れる幼い少年、リトル・ダイスはモーテルを襲撃し警官と撃ち合いに。それから数年後、身を隠していたリトル・ダイスは、街を乗っ取るために再び現れる。

◆感想

・冒頭の小さなリトル・ダイスが、モーテルで笑いながら人々を撃ち殺す姿が気持ち悪いが印象的である。
ー 彼が、貧しさ故の根っからの極悪人になった瞬間である。-

・60年代に入り、リトル・ダイスは”リトル・ビ”と名を変え、クスリを牛耳り、町の若きギャングのトップに立つ。
ー だが、彼は踊れないなどの屈託を抱えている。-

<ラストは、強烈である。アッサリと若きギャング達に殺された”リトル・ビ”の代わりに新たに台頭する子供達。
 何とも救いようが無い結末であるが、今作は貧しき貧民街の負の連鎖を描いた作品なのである。>

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NOBU

5.019歳と39歳との鑑賞で感じ方が変わった。

2024年1月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

初めて鑑賞したのは、確か19歳頃だったと思う。

それから何度も鑑賞し、ここ数年観ていなかったところ、39歳にして久しぶりに鑑賞した。

この映画は、今まで観た映画のなかでも一位二位に好きな映画である。

「世界一陽気な地獄」とキャッチコピーが付けられている通り、地獄であるが陽気な世界であり、この世界観が素晴らしく思える。

六十年代から八十年代のブラジル貧困街での出来事を映画にしたノンフィクションであるが、これは本当に実話かと疑わせるほど、驚きに満ちている。

子供が平気で銃を手にする世界。人がバタバタ死んでいく。ギャング同士の抗争はまるで戦場のようだ。

一見悲惨に思わせるけど、その悲惨さを感じさせなかったのがこの映画のよいところだと思う。

実に陽気に描かれており、ある種のファンタジーを感じた。

どの人物に自分を投影しても、実に楽しそうに感じた。

それが19歳の頃に観た『シティオブゴット』だ。

そして、二十年を経た現在、鑑賞すると、また違った見方ができる。

若い頃と比べて、ある程度社会の常識だとか倫理観を蓄えた身として観ると、愉快さ一点張りだった映画も、実は悲惨な一面もあったことを自覚させる。

あの二枚目マネの物語など、妻をレイプされ、弟と叔父貴を殺され、実のところ、実に悲惨であったのだ。

19歳の頃にはそうした感情など湧いてこなかった。

ただただ愉快に楽しめた19歳での鑑賞、それから悲惨さを感じさせた39歳での鑑賞。

面白い映画であることには変わりないが、19歳の頃に観たこの映画の方が楽しかった。

人は老いるものだ。

また、年寄りになったら観てみたいと思う。

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4.5神の街で繰り広げられる"現実"

2023年10月23日
スマートフォンから投稿

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D5
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