ブレイブ・ストーリー : 新作映画評論

現在の掲載作品数23652

映画

ブレイブ・ストーリー

劇場公開日 2006年7月8日
RATE
RATE A
ブレイブ・ストーリーのレビューを書く
見たい度
NO RATE
見たい度を投票
クリップ数
ブレイブ・ストーリーをクリップ
  • ブレイブ・ストーリーの作品情報
  • ブレイブ・ストーリーの注目特集
  • ブレイブ・ストーリーの映画評論
  • ブレイブ・ストーリーの予告動画
  • ブレイブ・ストーリーのフォトギャラリー
  • ブレイブ・ストーリーのDVD
  • ブレイブ・ストーリーの映画レビュー
  • ブレイブ・ストーリーのグッズ
  • ブレイブ・ストーリーの知恵袋
  • ブレイブ・ストーリーのつぶやき

ブレイブ・ストーリー 7月8日よりサロンパス・ルーブル丸の内ほか全国松竹・東急系にてロードショー

これから始まる人生への苦い諦観を映す「幻視」の旅

画像(C)2006 フジテレビジョン/GONZO/
ワーナーエンターテイメントジャパン/電通/スカパー!WT

正直、TVシリーズのダイジェスト版にも似た性急さを感じる作品だ。ほとんどロールプレイング・ゲーム的といっていい展開は深みと必然性に欠けるが、それはまぁいい。でも主人公ワタルらの辿る冒険行の途上を、たった1曲の挿入歌が流れるうちにあっけらかんと処理してしまうのは、思いっきりはいいものの勿体なさ過ぎる感じはする(むしろ「TVシリーズ化も可能」というほのめかしかも知れない)。それにだ。すでにCGがごく普通のものになったアニメーション表現において、セル画的2Dと典型的な3D-CGとの無頓着な融合は、やや美学的な疑問を感じざるを得ないものではある。

もっともこれは筆者が宮部みゆきの熱狂的ファンでもなく(原作は未読であるのをお断りしておく)、GONZOのビジュアル・プランに今ひとつ馴染めないからであって、それをさし引いても、隅々まで力のこもった力作であることには違いない。地上的世界(“大人のセックスが統べる世界=社会”といっていい)を拒絶する“無垢”な魂が、宇宙の理(ことわり)=非情な因果律を受容するに至るまでの精神的旅程を、抽象的かつ具体的に絵解きして、最後には感涙さえ呼び起こすのだ!

すなわちこれは、これから始まる人生への、ほのかに苦い諦観を映す「幻視」の旅。少年たちの訪れる扉の向こうの世界が「ヴィジョン」と呼ばれるのもそうした所以なのだろう。

ミルクマン斉藤

ブックマーク: Yahoo!ブックマークに登録する はてなブックマークに追加する livedoorクリップに登録する Buzzurlにブックマークする newsingにピックアップする

ABOUT THE MOVIE

  • ブレイブ・ストーリー 画像1
  • ブレイブ・ストーリー
  • 宮部みゆきのベストセラー小説を、世界屈指のアニメーションスタジオGONZO、フジテレビ、ワーナー・ブラザース映画の3社が手を組んで作り上げたアニメーション大作。父親が家出をしたために、家庭崩壊の危機に直面した11歳のワタルが、運命を変えることが出来るという世界「幻界(ヴィジョン)」へと旅立つ。声の出演は、主人公ワタルに松たか子。監督は「LAST EXILE」「フルメタル・パニック!」などを手掛けた千明孝一。
  • 監督:
    千明孝一
    脚本:
    大河内一楼
    製作総指揮:
    亀山千広
    原作:
    宮部みゆき
    音楽:
    ジュノ・リアクター
    キャラクター原案:
    千羽由利子
    デザイン:
    千羽由利子
    総作画監督:
    千羽由利子
    出演:
    松たか子大泉洋常盤貴子ウエンツ瑛士今井美樹伊東四朗樹木希林
    製作国:
    2006年日本映画
    上映時間:
    1時間51分
    配給:
    ワーナー・ブラザース映画
  • 7月8日よりサロンパス・ルーブル丸の内ほか全国松竹・東急系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C)2006 フジテレビジョン/GONZO/ワーナーエンターテイメントジャパン/電通/スカパー!WT

- PR -

ガイド

新作映画評 人気映画評論家による最新作批評のコーナー。近日公開または公開中の最新作の中から編集部が選りすぐった作品を、毎週3作品ご紹介。更新は、毎週火曜日。

読み込み中...