アヴァロン : 新作映画評論

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アヴァロン

1月20日より、渋谷東急3、丸の内シャンゼリゼほかにてロードショー

ジャパニメーションの雄、押井守の“実写”最新作

画像

押井守監督の実写映画である。全編ポーランドで撮影されており、クルーの多くや出演者も現地の人間を使っている。ただ全編の90%に対し、日本でのポスプロ作業でデジタル加工が行われており、色彩や質感が独特のものになっている。この作品の場合、ゲームの中の世界という設定であり、まさにデジタルシネマとしか呼び様のない、独特のビジュアルを生み出すことに成功している。作業はまず35mmで撮影し、これをスキャンしてデータ化し、色彩調整やフィルタリング、エフェクト、合成などを施し、再びフィルムに変換している。使用した画像加工システムは、「ピッチブラック」(99) や「ザ・セル」(00) にも使用されたドミノである。これらの作業は、古賀信明がVFXスーパーバイザーを務め、林弘幸がデジタル・アートディレクターを担当した。面白いのは実写でありながら、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(95) や「天使のたまご」(85)、あるいは「人狼 JIN-ROH」(00) など、押井氏のこれまでのアニメーション作品を連想させる画面が多いことだ。それだけ自分の作りたい世界のイメージが、明確だということだろう。逆に言えば映像作家としての、限界も見えてしまった気もする。

(大口孝之)

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ABOUT THE MOVIE

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  • アヴァロン
  • 近未来。若者たちは仮想戦闘ゲーム“アヴァロン”に熱中していた。パーティーと呼ばれるプレイヤーの非合法集団が増える中、アッシュはパーティーを組まない最強の女戦士として注目されていたが、彼女もかつては無敵と謳われた“ウィザード”の一員だった。謎の解散を遂げた“ウィザード”の元メンバーと再会したアッシュは、リーダーのマーフィーがリセット不能の幻のフィールドに足を踏み入れ廃人になったことを知る。
  • 監督:
    押井守
    出演:
    マウゴジャータ・フォレムニャック、バディスワフ・コバルスキ、イエジ・グデイコ
    製作国:
    2001年日本映画
    上映時間:
    1時間46分
    配給:
    日本ヘラルド映画
  • オフィシャルサイト

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