アキハバラ@DEEP : 新作映画評論

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新作映画評論

アキハバラ@DEEP アキハバラ@DEEP 9月2日より丸の内TOEI1ほか全国東映系にてロードショー

オタク対変態の秋葉原戦争

画像(C) 2006「アキハバラ@DEEP」パートナーズ

世界最大の電気街、秋葉原を舞台に、ベンチャー企業「アキハバラ@DEEP」を立ち上げたオタク5人が、自分たちで作り上げた革新的な人工知能型サーチエンジン「クルーク」を巡って、巨大IT企業「デジタルキャピタル(=デジキャピ)」に戦いを挑むストーリー。

それぞれに吃音、潔癖性、色素欠乏症、謎の発作の持病などをもつオタク5人と、女の子を隔離した部屋に入れ、ペットとして鑑賞することを楽しんでいる変態IT社長・中込(佐々木蔵之介が怪演!)のキャラクターが立っている他、PowerbookやAQUOSなどのブランド物を所有するデジキャピ側と、偽ブランドを組み合わせた自作コンピュータを使用するアキハバラ@DEEPとの対比で、前半はそこそこ楽しめる。

だが、中込に盗まれた「クルーク」を奪還するためにデジキャピ本社侵入作戦を描く段になると、急に映画が幼稚になり、まるで東映のお家芸である戦隊モノの趣。石田衣良の原作では見せ場だった「クルーク」のネットへの開放シーンも見事に省かれ、ありきたりなラストになってしまった。インド人ブローカーがパーツ屋を営む秋葉原の裏通りの描写など「ブレードランナー」やウォン・カーウァイの描く香港のような雰囲気のある映像で撮っていただけに、ラストが悔やまれる。

(編集部)

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ABOUT THE MOVIE

  • アキハバラ@DEEP 画像1
  • アキハバラ@DEEP
  • 「池袋ウエストゲートパーク」「4TEEN」などで知られる流行作家、石田衣良の原作を「東京タワー」「大停電の夜に」の源孝志監督が映画化。世界最大の電気街、秋葉原を舞台に、ベンチャー企業を立ち上げた、それぞれに弱みを持つ5人のオタクの若者と、金で全てを牛耳る巨大IT企業との戦いを描く。主演は「あずみ」の成宮寛貴、ファッションモデルの山田優。共演に寺島しのぶ、佐々木蔵之介ら。
  • 監督:
    源孝志
    脚本:
    源孝志、成田はじめ
    原作:
    石田衣良
    音楽:
    小西康陽
    出演:
    成宮寛貴、山田優、忍成修吾、荒川良々、三浦春馬、萩原聖人、寺島しのぶ、佐々木蔵之介
    製作国:
    2006年日本映画
    上映時間:
    1時間58分
    配給:
    東映
  • 9月2日より丸の内TOEI1ほか全国東映系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C) 2006「アキハバラ@DEEP」パートナーズ

アキハバラ@DEEP

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