40歳の童貞男 : 新作映画評論

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新作映画評論

40歳の童貞男 40歳の童貞男 9月2日よりユナイテッドシネマとしまえんにてロードショー

初セックスを大団円に用意したシンプルな構成がすばらしい

画像(C) 2005 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

タイトルが示すとおり、主人公は「天然記念物」のような40代のオタクの童貞男。この人物設定がこのコメディの最大の武器だ!なぜって、「キスキスバンバン」という言葉があるように、映画は魅惑の「キス」や壮絶な「銃撃戦」を撮ってきたが、超官能的な「セックス」を撮った試しがない。映画狂のゴダール監督でも、「勝手にしやがれ」では「ジャンプカット」で省いたほど。セックスは観客それぞれに快楽原理があるからで、絶対的に下半身がうずく性描写は難しいのだ。

この映画が最高なのは、「初めてのセックス」を大団円に用意していること。映画全編で、「セックスをしたい」という主人公の欲望そのものを強力な「引力」にしているのだ。とにかくシンプルな構成がすばらしい。かといって、下品な下ネタに終始するわけでなく、お節介をやいてくれる大型家電店の同僚との会話でも、「洗練された笑い」をシチュエーションから抽出しているのがイイ。エイジアをはじめとする80年代の懐かしの(「ベストヒットUSA」風)ロック&ポップスも、ミスマッチしたおかしさがある。

ロマンティックコメディはヒロインの魅力がキモだが、キャスリーン・キーナーのハスキーボイスは声だけでもセクシーさを発散している。

佐藤睦雄

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ABOUT THE MOVIE

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  • 40歳の童貞男
  • 「奥さまは魔女」「ブルース・オールマイティ」のスティーブ・カレル主演による40男のロスト・バージンを描いた爆笑コメディ。家電量販店の店員アンディ(スティーブ・カレル)は、ある日同僚に自分が童貞であることを打ち明けてしまい、翌日から恋人探しを始めるが……。監督は「ケーブル・ガイ」「ディック&ジェーン/復讐は最高!」などジム・キャリー主演作の脚本を手がけ、本作で劇場用映画のデビューを飾ったジャド・アパトウ。共演に「カポーティ」のキャスリーン・キーナー。
  • 原題:
    The 40 Year Old Virgin
    監督・製作:
    ジャド・アパトウ
    脚本:
    スティーブ・カレル
    撮影:
    ジャック・N・グリーン
    音楽:
    ライル・ワークマン
    出演:
    スティーブ・カレル、キャスリーン・キーナー、ポール・ラッド、ロマニー・マルコ、エリザベス・バンクス、セス・ローゲン
    製作国:
    2005年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間56分
    配給:
    UIP
  • 9月2日よりユナイテッドシネマとしまえんにてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C) 2005 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

40歳の童貞男

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