コントラクト・キラー

劇場公開日:

解説

フィンランドのアキ・カウリスマキ監督によるサスペンスコメディ。ロンドンの水道局で働くフランス人レオ。突然解雇された彼は自殺を図ろうとするが死にきれず、新聞広告で知った殺し屋コントラクト・キラーに自分の殺害を依頼する。しかしその夜、彼はカフェで出会った花売り娘マーガレットに恋をしてしまい……。主演はフランスの名優ジャン=ピエール・レオ。元ザ・クラッシュのジョー・ストラマーによるバーでの演奏シーンも必見。

1990年製作/80分/フィンランド・イギリス・ドイツ・スウェーデン合作
原題:I Hired a Contract Killer
配給:フランス映画社
劇場公開日:1991年3月9日

スタッフ・キャスト

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(C)Villealfa OY

映画レビュー

3.5殺し屋に追われだすところから、イマイチ引き込まれなくなったなぁ。

2024年2月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

殺し屋に追われだすところから、イマイチ引き込まれなくなったなぁ。

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Mr. Planty

5.0死にきれない男が依頼したのは”自分” なのに恋に落ちて生きようとする話

2024年1月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

コントラクト・キラー
神戸新開地にあるパルシネマしんこうえんにて鑑賞 2024年1月19日

ロンドンで暮らす孤独なフランス人アンリ(ジャン=ピエール・レオ)は、長年務めた職場を解雇されてしまう。
絶望し、自殺を試みる。ロープを調達、首を吊るもののフックが外れて失敗。それならとガス中毒での自殺を図るも、今度はガス会社がストライキ。

彼はカフェで読んだ新聞である広告を目にする。
「コントラクト・キラー=殺し屋」これだ。
ギャングのアジトを訪れて自分自身の殺害を依頼する。
「消す相手は?」とボスらしき男。自分の写真を差し出すアンリ

アンリは、パブでバラ花売りのマーガレット(マージ・クラーク)に出会って恋に落ちると、生きる希望を取り戻す。

殺し屋はパブの窓の外から見ていたが見逃してやろうと後を去った。
殺し屋はガン疾患、医師から余命1~2カ月と宣告される。

マーガレットのアパートにたどり着いた二人。
事情を話せば「その酒場に戻って“殺し”のキャンセルを」とマーガレットは言う。

ある日、強盗が発生、その場にいたアンリに拳銃を渡し逃亡。アンリは犯人と疑われて、サングラスをしたアンリが新聞に掲載された。
新聞を読んだマーガレットは信じられないと落胆する。アンリはマーガレットの自宅へ戻る。

殺し屋は追いかけてくるが、マーガレットは花瓶で殺し屋を殴打し気絶させ アンリを逃がす。

ハンバーガー店でアンリは店員となっており、客として訪れたマーガレットと再会する。

ふたりは逃亡することにし、マーガレットは鉄道の切符を用意し、発車時刻をアンリに伝えた
新聞には、強盗の犯人2人逮捕、1名無罪との報。アンリの冤罪は晴れたのだ。

殺し屋は生きていたようで、追いかけていくが、とうとうアンリは見つかってしまうのだった。
殺し屋は拳銃を向け「さらば」と言い自分に向けて発砲したのであった。

フィンランド生まれのアキ・カウリスマキ監督作品
音楽をふんだんに使用し、作品のシーンに合わせた選択で 歌詞が流れるという特徴がございます。

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大岸弦

3.5あっち立てば、こっち立たず。

2024年1月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

水道局をリストラされた男性とパブでバラを売る女性。アキカウリスマキならではのメインキャスト。これだけで、”ならでは”なドラマに仕立てられるだろうに、ここにヒットマンが加わる。そのアイディアのおかげで、従来の作品よりもドラマ性が高くなった。一方で、”ならでは”なトーンが後退してしまったのも否めない。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

4.0男が生きる意味(酒、煙草、女、花、職)を見つける

2023年10月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

アキ・カウリスマキ作品の中で、非常にわかりやすくそのエッセンスを映画にした作品と感じました。
英国の中のフランス人(他者)という設定、職を失う、孤独、映画の中でその回復(決して経済的な回復ではない)の過程を静かにユーモアに見せる、という俺たちが好きなアキ・カウリスマキ!という感じでしょうか。
この作品が作られた背景等は現時点で把握していないですが、まず何を最初に見る?との問いにこの作品を挙げてもよいのではないでしょうか。
ちなみに私は「街の灯り」で、見終えた後に何か数年単位でひっかかっていて徐々に大きくハマっていった過程で、この作品も大満足でした。

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あした
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