宇宙戦争(2005) : 新作映画評論

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宇宙戦争(2005) 宇宙戦争(2005) 6月29日より日比谷スカラ座ほか全国東宝洋画系にてロードショー

殺戮と破壊は「プライベート・ライアン」ばりだが

画像TM & (C)2005 Dreamworks L.L.C.
(C)2005 Paramount Pictures.
(C)2005 United International Pictures.

H・G・ウェルズの原作が、どれほど読まれているのか知らないけれど、原文そのままな感じのオープニングのナレーションに、ちょっと驚き、期待が高まるプロローグ。

そして、トム・クルーズ扮するニュージャージーの湾岸労働者を父に、崩壊した家族がスケッチされる様は、スピルバーグ監督の得意とするところだが、従来の作品とは逆に、不在になるのは母親で、父親の視点からストーリーが語られていく。ほどなく天変地異が起こり、地の底から太古から埋められてたという(これは映画のオリジナル・アイデア)エイリアンの戦闘機械トライポッドが出現し、破壊と殺戮の限りを尽くし始める。この惨劇シーンは「プライぺート・ライアン」のノルマンジー上陸作戦を彷彿とさせるほど迫力満点で、モトをとれた気分にさせてくれる……のだが、面白いのも前半の1時間まで。

母親のいるボストンに向かう父と娘、息子3人の必死の逃避行、サバイバルは、ティム・ロビンス演じる男を含め、キャラの行動が不可解になり、なんの説得力も感動もなくドラマはボロボロで、信じられないエンディングを迎える。およそスピルバーグらしくなく、即製拙速の脚本がひどすぎた。

高橋良平

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ABOUT THE MOVIE

  • 宇宙戦争(2005) 画像1
  • 宇宙戦争(2005)
  • 湾岸地帯で働く平凡な労働者レイが、別れた妻との間にもうけた子供たちと面会するその日、突如現れた“何者か”が容赦なく町を破壊していく。レイは子供たちとともに生きるために町を逃げ出すが……。H・G・ウェルズの傑作小説を再映画化。撮影はヤヌス・カミンスキー、音楽はジョン・ウィリアムズなど、おなじみのスピルバーグ組が結集。
  • 原題:
    War of the Worlds
    監督:
    スティーブン・スピルバーグ
    脚本:
    デビッド・コープ
    製作総指揮:
    ポーラ・ワグナー
    製作:
    キャスリーン・ケネディ、コリン・ウィルソン
    原作:
    H・G・ウェルズ
    撮影:
    ヤヌス・カミンスキー
    音楽:
    ジョン・ウィリアムズ
    美術:
    リック・カーター
    出演:
    トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンス、ジャスティン・チャットウィン、ミランダ・オットー
    製作国:
    2005年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間54分
    配給:
    UIP
  • 6月29日より日比谷スカラ座ほか全国東宝洋画系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

TM & (C)2005 Dreamworks L.L.C. (C)2005 Paramount Pictures.
(C)2005 United International Pictures.

宇宙戦争(2005)

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