ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 : 新作映画評論

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ウォーク・ザ・ライン/君につづく道

劇場公開日 2006年2月18日
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ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 2月18日よりテアトルタイムズスクエアほかにてロードショー

JCの魂の叫びが、ホアキンの身体を通して画面に炸裂

画像(C)2005 TWENTIETH CENTURY FOX

決してうまくはないが、命のありったけという感じで歌うホアキンのパワーに圧倒された。この映画を見るまで、ジョニー・キャッシュといえばカントリー、カントリーといえばバラード風の軽い歌い方という通り一遍なイメージしかなかったが、ホアキンはそれをガツンと一発でクラッシュする。兄が事故死して以来、キャッシュは自分が生きているのは何かの間違いだという悪夢に取り憑かれ、苦しみ続ける。その誠実でナイーブで不器用な生き方と、その苦しみから逃れたいという叫びが、ホアキンの肉体と声を通して画面に炸裂するのだ。

それにしても、自己回復能力がなく、救ってくれる庇護者を求め続けるキャッシュは、徹底した末っ子タイプ。この映画は彼と2度目の妻ジューン・カーターとのラブ・ストーリーでもあるが、ジューンが長い間キャッシュの求愛を受け入れなかったのは、彼の他者依存の性格を見抜いていたからだと思うのは、うがちすぎだろうか。とにかく、こういう男を引き受けるのは相当しんどい仕事だ。10年という時間をかけてその覚悟を決めたジューンはなかなかの苦労人。その苦労性の性格を、歌にも演技にもきちんと反映させたウィザースプーンの上手さにも感心した。

森山京子

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(C)2005 TWENTIETH CENTURY FOX

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