ターミナル : 新作映画評論

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ターミナル

劇場公開日 2004年
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ターミナル 2004年より日劇1ほか全国東宝洋画系にてロードショー

ターミナル

12月18日より、日劇1ほか全国東宝洋画系にてロードショー

ホロリとさせられるマイノリティーによる人情噺

画像TM & (C) 2004 DREAMWORKS LLC

空港の中に国境がある。地図の上の山や川ではなく、人が大勢行き来する場所にこそ、人間の思惑が渦巻く場所にこそ国境があるのだと、実感させられる映画だ。突然故国が消滅し、空港ターミナルから出られなくなったビクター・ナボルスキーが対峙するのも、この人の国境だ。

法律の隙間に落ち込んで進退窮まった彼を、法律のケーススタディにするのではなく、人間対人間のドラマの中でサバイバルさせるところが、人情噺が好きなスピルバーグらしい。しかも、空港という国境を機能させるために働いている裏方の労働者たちは、かつて国境を越えてアメリカに入国するのに苦労させられたマイノリティーたち。パスポートに守られて足早に空港を出て行く人には冷淡な彼らが、税関で捕まったロシア人を救ってから、ビクターを同類として認めて受け入れていくあたりは、定番の描写だけれど、やっぱりホロリとさせられる。

ビクターとスチュワーデスの恋は必然性がないが、2人を盛り上げようとするインド人、グプタの愛らしさには爆笑&涙。本物と見紛うばかりのターミナルのセットと、久しぶりにフィジカル・ギャグで運動神経の良さを見せるトム・ハンクスにも拍手だ。

(森山京子)

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ABOUT THE MOVIE

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  • ターミナル
  • スピルバーグ監督とトム・ハンクスが「プライベート・ライアン」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に続き3度目の顔合わせを果たした感動ドラマ。東ヨーロッパの小国からニューヨークの空港に着いたナボルスキーは、祖国で起きたクーデターのためパスポートが無効になり入国を拒否される。だが、彼にはどうしてもニューヨークで果たさなければならないある誓いがあった。彼は入国を目指して空港内に住み着き、さまざまな人々と出会っていく。
  • 原題:
    The Terminal
    監督:
    スティーブン・スピルバーグ
    脚本:
    サーシャ・ガバシ、ジェフ・ネイサンソン
    出演:
    トム・ハンクスキャサリン・ゼタ=ジョーンズスタンリー・トゥッチ
    製作国:
    2004年アメリカ映画
    上映時間:
    2時間9分
    配給:
    UIP
  • 2004年より日劇1ほか全国東宝洋画系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

TM & (C) 2004 DREAMWORKS LLC

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