シン・シティ : 新作映画評論

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新作映画評論

シン・シティ シン・シティ 10月1日より丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー

クールな映画を作るヤツは、やることもやっぱりクール

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またアメコミものの映画……と思っていると驚かされることになる。「シン・シティ」の原作が数多のコミックとまったく異なるように、それをまんまスクリーンに移し替えたこの映画版も、アメコミものの映画化どころか、その辺の映画とさえまったく異なる作品になっている。

その映像は原作同様モノクロ/パートカラー。役者たちは原作通りのルックスで現れ、原作と同じハードボイルドなキャラクターを演じ、同じセリフを口にする。カット割もアングルもほぼ原作と同じ。そこまで徹底的に原作を模倣して生まれたのは、まさに動くアメコミ。監督ロバート・ロドリゲスの言葉を借りるなら「ムービング・グラフィック・ノベル」。いまだかつて見たことのないクールでスタイリッシュなビジュアルだ。

そのかっこよさを支えたのは、ほかでもないロドリゲスの男気である。彼はDGA(全米監督協会)を脱退してまで原作者フランク・ミラーに共同監督のクレジット(同協会は監督に複数の名前があがるのを禁じている)を取らせたのだ。クールな映画を作るヤツは、やることもやっぱりクール。この映画を見る上で、ぜひとも憶えておいて欲しいクールなエピソードである。

渡辺麻紀

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ABOUT THE MOVIE

  • シン・シティ 画像1
  • シン・シティ
  • 悪徳の街シン・シティを舞台に、誘拐犯から救った少女の身を案じる老警官や、一夜を共にした娼婦の仇討ちを決意する犯罪者など宿命に踊らされる男女たちを描くハードボイルド群像劇。「スパイ・キッズ」シリーズや「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」のロバート・ロドリゲス監督が、連作コミック「シン・シティ」を原作者フランク・ミラーを共同監督に招き、俳優以外はすべてCG映像というユニークな手法で映画化。
  • 原題:
    Sin City
    監督・脚本:
    ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー
    原作:
    フランク・ミラー
    撮影:
    ロバート・ロドリゲス
    音楽:
    ジョン・デブニー、グレーム・レベル、ロバート・ロドリゲス
    編集:
    ロバート・ロドリゲス
    特別監督:
    クエンティン・タランティーノ
    出演:
    ブルース・ウィリス、ジェシカ・アルバ、ミッキー・ローク、クライブ・オーウェン、ベニチオ・デル・トロ、イライジャ・ウッド、ブリタニー・マーフィ、デボン青木、ジョシュ・ハートネット、ロザリオ・ドーソン、マイケル・クラーク・ダンカン、ニック・スタール、カーラ・グギーノ、マイケル・マドセン、ジェイミー・キング、アレクシス・ブレーデル、ルトガー・ハウアー
    製作国:
    2005年アメリカ映画
    上映時間:
    2時間4分
    配給:
    ギャガ・コミュニケーションズ
  • 10月1日より丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

シン・シティ

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