ロボッツ : 新作映画評論

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ロボッツ

劇場公開日 2005年7月30日
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ロボッツ 7月30日より日劇3ほか全国東宝洋画系にてロードショー

ブルースカイ・スタジオのオリジナリティとは、“昭和っぽさ”?

画像(C)2005 TWENTIETH CENTURY FOX

ピクサーは、生命感溢れるキャラの動きをハートフルな物語に包んできたし、ドリームワークスは、シニカルな作風で独自性を打ち出してきた。3DCGアニメを前進させてきたのはジョン・ラセターやジェフリー・カッツェンバーグの作家性だったのだが、技術的にハイレベルなブルースカイ・スタジオは混迷中だ。氷河期のアニマル・スラップスティックス「アイス・エイジ」から、マシンの街のヒューマン・ストーリー「ロボッツ」へ。この意外性には「ブランド戦略は計画的に」とアドバイスしたくなる。

確かに陰影深きマシンの質感はCGの更なる進化を感じさせるが、肝心なはずの宮崎駿に学ぶべきマシンへの偏愛には欠ける。スタジオのアップグレードのためクリス・ウェッジよりも作家性の濃い監督に取替えてみては、と言いたくもなるが、その答えは映画のテーマにあった。主人公の夢を阻むのは、ますます貧富が拡大する消費文明。ここは近未来の街ではなく現代社会の写し絵だ。すぐに総取替えする社会を風刺し、パーツ交換による成長こそ大切だと主張している。郷愁さえ感じさせるギャグやTVアニメ風スピード感に、オーソドックスな展開。“青空工房”のオリジナリティとは、案外、昭和っぽいのかも。

清水節

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(C)2005 TWENTIETH CENTURY FOX

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