アザーズ : 新作映画評論

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アザーズ

劇場公開日 2002年4月27日
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アザーズ 4月27日より丸の内プラゼールほか全国松竹系にてロードショー

時空がぐにゃりとよじれ「他者」が思いがけない正体を現す

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“ヒッチコックの再来”とうたわれるスペインの新鋭、アメナバールのハリウッド進出第1弾。製作を買って出たトム・クルーズは、前作「オープン・ユア・アイズ」を見たとき「体中にアドレナリンが駆けめぐった」そうだが、この「アザーズ」は古い屋敷に舞台を限定、バイオレンスも血のりもなく、ひたひたと心理的恐怖をつのらせる。

1945年、霧深い英国ジャージー島の屋敷。夫は戦線から戻らず、2人の子供は日光アレルギー。美しい女主人は邸内に光を入れないよう神経を尖らせている。やがて屋敷にいるはずのない「アザーズ(他者)」の物音が響き出す。いったい誰が……。

ニコール・キッドマン扮する女主人は、髪型や服装や名前(グレース)までヒッチコック・ヒロインを思わせる。だが、徹底したリアリストだったヒッチコックに対して、アメナバールが見つめるのは常に、科学や論理では割り切れない世界だ。タイトルも暗示性を含んでいる。時空がぐにゃりとよじれて思いがけない正体を現す「他者」。衝撃のラストは「シックス・センス」ばりに絶対秘密だが、たとえ結末を知っても、このヒロインの「孤立無援」の闘いはきっと心に焼きつくだろう。

田畑裕美

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ABOUT THE MOVIE

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  • アメナバール監督が、トム・クルーズからオファーがあった自作「オープン・ユア・アイズ」のリメイクを断って撮ったのが本作(ちなみにリメイクはキャメロン・クロウが監督して「バニラ・スカイ」になった)。撮影はビクトル・エリセ監督の「マルメロの陽光」のハビエル・アギーレサロベ。美術は「エイリアン」以来「グラディエーター」までリドリー・スコット監督との仕事が多いベンジャミン・フェルナンデスが担当。
  • 原題:
    The Others
    監督・脚本・音楽:
    アレハンドロ・アメナバール
    製作総指揮:
    トム・クルーズポーラ・ワグナーボブ・ワインスタインハーベイ・ワインスタイン
    撮影:
    ハビエル・アギーレサロベ
    美術:
    ベンジャミン・フェルナンデス
    出演:
    ニコール・キッドマンフィオヌラ・フラナガンクリストファー・エクルストン
    製作国:
    2001年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間44分
    配給:
    ギャガ・コミュニケーションズ
  • 4月27日より丸の内プラゼールほか全国松竹系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

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