「シレンシオ(お静かに)」マルホランド・ドライブ みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)
シレンシオ(お静かに)
映画の都・ハリウッドに集まる人々の光と闇を、これほどまでに刺激的かつ官能的に描いた作品があっただろうか。
今回で2度目の鑑賞ながら、D・リンチ作品ならではの難解なストーリーに、最後までグイグイ引き込まれてしまった。
そしてナオミ・ワッツの美しさにまた深いため息が漏れた。
レズビアンを演じる彼女の濃密な濡れ場に、女優魂の片鱗を見る思いである。
嫉妬心を募らせながら自慰に耽る姿が哀れで切ない。
叶わぬ夢でもいい、ずっと夢を見続けていたい。現実は惡夢に等しいのだから。
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