インビジブル 特集: イントロダクション

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インビジブル

劇場公開日 2000年10月14日
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インビジブル

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イントロダクション

編集部

1897年にH・G・ウェルズが発表したSF小説「透明人間」は、1933年にハリウッドで初めて映画化されている。以来、この“人間の透明化”というモチーフは、各国で映画やTVシリーズとなり、それなりの人気を博していく。しかし一連の透明人間作品には、大ヒットしたもの、あるいは名作と呼ばれるものは少なく、92年のチェビー・チェイス主演「透明人間」を最後に、ハリウッドは透明人間を葬り去ったかに思われていた。

映画に登場するティピカルな透明人間は、どこか哀愁を帯びた科学者で、顔を包帯でぐるぐる巻きにし、サングラスを着用しているというのが一般的である。そしてキャラクター的には、ヒーローでもなく、モンスターでもない、半端なものが多かった。非常に分かりやすいモチーフでありながら、「透明状態」の演出方法やキャラクターの性格付けという面で、「透明人間」ネタは行き詰まっていた。

そして、今回の「インビジブル」である。この作品のプロデューサー(ダグラス・ウィック)は、もともとこの企画を89年頃から暖めていたらしいが、ハリウッドにおけるVFX(ビジュアル・エフェクト)の著しい技術革新を追い風に、この普遍的なモキャラクターを、今改めて映画化することに成功した。

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今度の透明人間は、悪人である。体が見えないことを良いことに、同僚の身体を触りまくったり、隣人の女性宅に忍び込んでレイプを企むという“女の敵”なのである。そして、こいつと戦う善玉は、彼の同僚であり昔のガールフレンドだった女科学者という設定。「もし、自分の身体が透明だったら?」という仮定に、男の子なら誰もが思いつくセクシャルな空想をダイレクトにあてはめ、正義感の強いタフな女がこれと戦うという勧善懲悪の図式。勢い、物語は「女ダイ・ハード」という展開になっていくのがご愛敬ではあるのだが、その辺の潔さと、最新のVFXがこの映画の分かりやすさであろう。

そんなテーマにフィットしたポール・バーホーベン監督(インタビューはこちら)とともに、透明悪人を演じたケビン・ベーコンが秀逸。久々の当たり役である。

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ABOUT THE MOVIE

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  • 天才的だが傲慢な科学者セバスチャンは、政府から最高機密プロジェクトを任されていた。目標は人間を透明にすること。彼はすでに透明化する血清を発明、動物を透明にするところまでこぎつけていた。問題はいかに元に戻すかだ。そんなある日、セバスチャンはついに復元する方法を突き止める。そして、透明化しているゴリラで実験を試みるのだが……。
  • 原題:
    Hollow Man
    監督:
    ポール・バーホーベン
    出演:
    ケビン・ベーコン、エリザベス・シュ、ほか
    製作国:
    2000年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間52分
    配給:
    ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
  • 10月14日より全国東宝洋画系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

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