劇場公開日 2006年1月28日

「説得力が絶対的に足りない」フライトプラン 77さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0説得力が絶対的に足りない

2011年10月6日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

怖い

う〜んこれはひどい。
それでもテレビで観ただけでレビューを書くのはいくらでも面白くできそうなテーマなのにな〜という勿体なさを感じてるからです。

あんな偶然に頼った犯行を、さも知的で機密などんでん返しという体で駆け足で演出されたのでは不完全燃焼だし、
とってつけたような大爆発もなんだかなあという印象でした。

ミスリードを誘いすぎてて結局カイルは同情できないくらい人に迷惑をかけてしまっているし、
そこに至るまでの従業員の仕事ぶりもいくらなんでも酷すぎると思います。
いくらややこしそうな人でも相手が真剣なら何人かは真面目に向き合う人がいるものです。

色んな人がいて誰1人見てないなんてありえない設定(近隣の席の人なんて無意識に認識してるもの)を通すなら、
どうせなら全員がグル、とかあのまま母親の妄想で他人から見た真実をフラッシュバックするとか、
あのオチならせめて子供の姿を最後までみせない方が、どっちなの?というドキドキがあったのにな、と思います。
何もかも中途半端で伝えたいことがわからなくなりました。
他人への無関心?母は強し?正義は勝つ?常識非常識?子供から目を話すな話を聞け?
いずれにしても響くような伝え方ではなかったのが残念です。

最後に意味深なカットをはさむくらいならアラブ人に謝ってほしかったし、
カイルは狂言者と疑われた被害者でいるだけでなく、乗客全員に菓子折りを送るくらいの低姿勢ではいるべきw

んーカイルが結局“ちょっとおかしい人”なのがネックだったかな。
でも旦那さん亡くしたばっかりだからしょうがないか。
でもあの調子だと普段からクレーマー気質がある気がしますw

でも子供から目を離すなよとはいうものの、神経尖らせすぎたらはいつ寝るんだ?って話だし次は「肩の力抜けよ」「気楽にね」ってなるんだから難しいですよね。
親になるって本当に責任重大です。

77