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劇場公開日 2007年1月20日
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ディパーテッド 1月20日よりサロンパス・ルーブル丸の内ほか全国松竹・東急系にてロードショー

物語の魅力とは異なる、映画の醍醐味がこの作品にはある

画像(C) 2006 Warner Bros. Entertainment Inc.

「グッドフェローズ」以来、久々にホレボレするクライムストーリーだ。ワルとデカが互いに“ネズミ”(潜入者)を送り込んだことから悲劇を招く。筋立てはご存じ香港スリラー「インファナル・アフェア」の焼き直しだ。だが物語ばかり追いかけると見逃してしまう、映画の醍醐味がこの映画にはある。それは、独特のリズムとビートを刻む魔術的なカメラワーク(撮影)と、圧倒的な「プロテクション・ショット」から選ばれた神業のようなカッティング(編集)だ。いかにもスコセッシ映画らしい、カトリック的罪悪感やアイルランド系移民(マイノリティ)の叫びが通奏低音として響きあい、オリジナルとひと味違う。

ディカプリオもニコルソンも、スコセッシ好みの“重層的”でカラフルなキャラクターで、彼らの黒いアンサンブルが不気味なハーモニーを奏でる。また、ローリング・ストーンズ「ギミー・シェルター」、ピンク・フロイドの名曲「コンフォタブリー・ナム」(※)、ロイ・ブキャナンの超絶ギターにシビレる「スウィート・ドリームス」、ハワード・ショア作曲のタンゴ調テーマ曲(ドブロの旋律が最高)といったゴキゲンな音楽が人物をリズミカルに躍動させる。その1曲1曲に、映画的かつ音楽的“引用”がある。その秘密を知るとき、得体のしれない魔力に襲われるのだ。

(※)劇中で使用されるのは、ロジャー・ウォーターズ、バン・モリソン、ザ・バンドによるライブ録音盤「The Wall Live In Berlin」のもの。

佐藤睦雄

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  • 「タクシードライバー」「グッドフェローズ」の巨匠マーティン・スコセッシ監督が、香港映画の傑作「インファナル・アフェア」(02)を米・ボストンに舞台を置き換えてリメイク。第79回アカデミー賞で作品賞ほか、スコセッシ自身初となる監督賞も受賞した。主演は「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」に続いてのスコセッシ作品となったレオナルド・ディカプリオとマット・デイモン。共演にジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグら。
  • 原題:
    The Departed
    監督:
    マーティン・スコセッシ
    脚本:
    ウィリアム・モナハン
    製作:
    マーティン・スコセッシ、ブラッド・ピット、ブラッド・グレイ、グレアム・キング
    撮影:
    ミヒャエル・バルハウス
    音楽:
    ハワード・ショア
    原案:
    フェリックス・チョン、アラン・マック
    出演:
    レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ、マーティン・シーン、レイ・ウィンストン、アレック・ボールドウィン、アンソニー・アンダーソン
    製作国:
    2006年アメリカ映画
    上映時間:
    2時間32分
    配給:
    ワーナー・ブラザース映画
  • 1月20日よりサロンパス・ルーブル丸の内ほか全国松竹・東急系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C)2006 Warner Bros. Entertainment Inc

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