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投稿日:2007年10月20日
ダース平太さんのレビュー
全世界で5000万部以上を売り上げたベストセラーにして、フィクションとノンフィクションを巧妙に交え、キリスト教のタブーに迫った「ダ・ヴィンチ・コード」。同作を映画化した、2006年1番の話題作の出来はいかに?
結論から言うと、本作はまるで凄く下手な語り手による、ハイスピードかつ饒舌な紙芝居だ。そこで語られる物語は、まるで教科書を読むように抑揚がなく、でも生真面目に膨大な量を一気に説明するので、登場人物たちに感情移入することを許さないのである。まあ、孤軍奮闘するイアン・マッケランの演技など、見所もあるにはあるのだが……。
そもそも、これだけの超大作に“ミスター無難”ことロン・ハワードを起用したこと自体が間違いだったのだろう(でも、傑作ドキュメンタリー「ビヨンド・ザ・マット」を製作したという隠れた功績もある)。彼は「ザ・ペーパー」のような小品の方がその持ち味が生きる気がする。
失敗が許されないプロジェクトということで、製作側が慎重になったと思われるが、ベテランをプロデューサーに配して、いっそのこと気鋭の若手に監督を任せてもらいたかったと切に思う。
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