シカゴ : 新作映画評論

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新作映画評論

シカゴ シカゴ 4月19日より丸の内プラゼールほか全国松竹系にてロードショー

ゼタ=ジョーンズのビッチぶりに拍手

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ビッチを演じれば、おそらくハリウッド・ナンバーワンのキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。その彼女が本領を発揮したのがこのミュージカルだ。

浮気した夫と自分の妹を殺し、そのあとすぐに舞台に立って歌い踊る。しかも豊満なボディをフルに見せつける大迫力で。まさに<ショウ・マスト・ゴー・オン>を体現したようなこのオープニングから、われわれの目は彼女に釘付けになる。刑務所に入ってからの女名主状態も、ビッチの面目躍如で何とも小気味いい。それは、ああ、ビッチに憧れちゃうかも……何て女性が出てきても不思議じゃないくらいだったりする。

それに比べると、主演のレニーはひ弱過ぎて存在が薄く、なぜ彼女がオスカーにノミネートされたか不思議なほど。実際、本当に踊り歌うのもフィナーレだけで、ほかはモンローを気取った(って胸のほうはちがいますが)つぶやくような歌と、申し訳程度のタップを踏むだけだ。まあ、それがまたキャサリンを引き立てることになっているのだけど……。

演出のほうは、退廃や官能とはほど遠いが、構成が巧み。唐突に歌い出す、あの違和感を払拭したのは偉い。つまり、ミュージカルが苦手な人もOKということだ。

渡辺麻紀

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ABOUT THE MOVIE

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  • シカゴ
  • 本年度アカデミー賞で最多12部門13ノミネート、作品賞、助演女優賞ほか最多6部門受賞作。ボブ・フォッシー振り付けの同名ヒット・ミュージカルを、ブロードウェイの人気舞台演出家ロブ・マーシャルが映画化。脚本は「ゴッズ・アンド・モンスター」でオスカー受賞のビル・コンドン。舞台は1920年代のシカゴ。ミュージカルのスターを夢見るロキシーは、愛人を射殺して刑務所に送られるが、そのスキャンダルを利用してスターになろうとする。
  • 原題:
    Chicago
    監督:
    ロブ・マーシャル
    脚本:
    ビル・コンドン
    原作:
    ボブ・フォッシー、フレッド・エッブ
    撮影:
    ディオン・ビーブ
    音楽:
    ダニー・エルフマン、ジョン・カンダー
    振付:
    ロブ・マーシャル
    出演:
    レニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、リチャード・ギア、クイーン・ラティファ、ジョン・C・ライリー、ルーシー・リュー
    製作国:
    2002年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間53分
    配給:
    ギャガ・コミュニケーションズ
  • 4月19日より丸の内プラゼールほか全国松竹系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

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