「蜘蛛巣城」蜘蛛巣城 みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)
蜘蛛巣城
シェイクスピアの『マクベス』を日本の戦国時代に置き換えて描く、そんな発想を思い付くだけでも、黒澤明監督は稀代の才能を持った巨匠だったと言えます。
ラスト近くの森が動くシーンと、武時(三船敏郎)が無数の矢で射抜かれるシーンの画が兎に角、凄いとしか言いようがない。
それだけではなく、人間の欲深さや愚かさ、背筋の寒くなるような女の怖さと狂気を描き出している点でも秀作である。
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シェイクスピアの『マクベス』を日本の戦国時代に置き換えて描く、そんな発想を思い付くだけでも、黒澤明監督は稀代の才能を持った巨匠だったと言えます。
ラスト近くの森が動くシーンと、武時(三船敏郎)が無数の矢で射抜かれるシーンの画が兎に角、凄いとしか言いようがない。
それだけではなく、人間の欲深さや愚かさ、背筋の寒くなるような女の怖さと狂気を描き出している点でも秀作である。