バットマン・ビギンズ : 新作映画評論

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バットマン・ビギンズ バットマン・ビギンズ 6月18日より丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー

007シリーズ的アクション・アドベンチャー風味も悪くない

画像(C)2005 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

80年代半ば、アメコミ界のグラフィック・ノベル革命を受けて、ヒーロー&悪役のディープな魅力を掘り下げたティム・バートン監督のカルト作「バットマン」(89)、「バットマン・リターンズ」(92)が大ヒットしたものの、それに続く「バットマン・フォーエヴァー」(95)と「バットマン&ロビン」(97)では、陽気なゲイ趣味を発揮したジョエル・シュマッカー監督が、60年代的レトロ・キッチュに逆噴射。その後、しばらく、企画の紆余曲折を経て、ようやく再始動した新生シリーズの第1弾は、そのタイトルにふさわしく、これまでコミックでも語られなかったオリジナル・ストーリーで勝負。

大富豪の遺児ブルース・ウェインが、悪と闘う闇の騎士バットマンになるまでの、精神的・肉体的彷徨と成長にスポットを当て、“恐怖”をキーワードに駆動する物語は、ダークトーンでありながら、いくつかのセリフを除き健全性を保ち、バートン版的な“病んだ”影がないぶん、マニアには不満が残るだろうが、モーガン・フリーマンのキャラが連想させるように、007シリーズに似たテイストのアクション・アドベンチャー風味も悪くなく、今後のシリーズ展開にも期待できる。

高橋良平

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ABOUT THE MOVIE

  • バットマン・ビギンズ 画像1
  • バットマン・ビギンズ
  • DCコミックスの人気キャラ「バットマン」の新作。両親を目の前で殺された大富豪ブルース・ウェインが、いかにしてバットマンとなり、悪と戦うに至るかを描く。監督は「メメント」「インソムニア」のクリストファー・ノーランで、キャストにはクリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン、渡辺謙ら演技派が集結。
  • 原題:
    Batman Begins
    監督:
    クリストファー・ノーラン
    脚本:
    デビッド・S・ゴイヤー、クリストファー・ノーラン
    撮影:
    ウォーリー・フィスター
    音楽:
    ジェームズ・ニュートン・ハワード、ハンス・ジマー
    原案:
    デビッド・S・ゴイヤー
    出演:
    クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ケイティ・ホームズ、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン、渡辺謙、キリアン・マーフィ、トム・ウィルキンソン、ルトガー・ハウアー
    製作国:
    2005年アメリカ映画
    上映時間:
    2時間20分
    配給:
    ワーナー・ブラザース映画
  • 6月18日より丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C)2005 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

バットマン・ビギンズ

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