アンジェラ : 新作映画評論

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アンジェラ

劇場公開日 2006年5月13日
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アンジェラ 5月13日より丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー

謎の女がダメ男の運命を好転させるおとぎ話

画像(C)2005 - EUROPACORP
- TF1 FILMS PRODUCTION - APIPOULAI PROD

セーヌ川にかかる金ピカ(「最後の戦い」同様、モノクロ映画だが)のアレキサンドル3世橋から身を投げた主人公の上に、美女が落下してくる! およそありえないシチュエーションだが、“ボーイ・ミーツ・ガール”の重要なプロットに、「フィフス・エレメント」と同じ“落下”をもってくるとはリュック・ベッソン監督らしい。アンジェラ(angel-a )という女の名前がミソで、彼女がダメ男の運命を好転させていく、というおとぎ話だ。

演じたリー・ラスムッセンはモデル系の長身でブロンドの美女。ミラ・ジョボビッチと同じ線を行くベッソン好みの女性である点が笑える。ロメール監督作品「獅子座」の主人公を彷彿させる不幸なダメ男を「アメリ」の八百屋役ジャメル・ドゥブーズが演じている。彼の右手はポケットに入ったままで、例えばエッフェル塔の上などで、それを逆手にとって笑いを取るぐらいの話術がほしかった。

全体に台詞が過剰で冗漫。コントとしては楽しめるが映画的快楽がまったくないのが惜しい。また、「ニキータ」や「レオン」のように肝心の女性キャラに対してあまり感情移入できないのだ。“天使”のような女である以上、もっと“奇跡”を見たかったか。ベッソンらしい夢想の女には描かれているけれど。

佐藤睦雄

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ABOUT THE MOVIE

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  • アンジェラ
  • 48時間後には命を奪われているかもしれない男、アンドレが、人生を悲観してアレクサンドル三世橋からセーヌ河に身を投げようとしていたとき、突然現れた謎の美女アンジェラが、「あなたと同じことをする」といって河に飛び込むが……。リュック・ベッソン6年ぶりの監督作で、音楽をノルウェーの人気ボーカリスト、アンニャ・ガルバレクが担当。撮影は「ニキータ」「レオン」など、ほとんどのベッソン作品を手がけるティエリー・アルボガスト。
  • 原題:
    Angel-A
    監督・脚本・原作:
    リュック・ベッソン
    撮影:
    ティエリー・アルボガスト
    音楽:
    アンニャ・ガルバレク
    出演:
    ジャメル・ドゥブーズ、リー・ラスムッセン、ジルベール・メルキ
    製作国:
    2005年フランス映画
    上映時間:
    1時間30分
    配給:
    アスミック・エース
  • 5月13日より丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C)2005 - EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - APIPOULAI PROD

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