A.I. : 「誰がイーバン・チャンを殺したのか?」

掲載作品数22610

映画のことなら eiga.com エイガ・ドット・コム

ヴェロニカ・マーズ

注目映画特集

A.I. A.I.

ネットを席巻する「A.I.」怪情報
壮大な謎解きの先にあるものは?

「誰がイーバン・チャンを殺したのか?」

編集部

関連サイトの中には
日本語のページも出現関連サイトの中には
日本語のページも出現

だが、ここまで来たらもう止めるわけにはいかない。この底なし沼からは簡単には抜け出せないのだ。もちろん、コンテンツはすべて英語だが、こんな怪しい日本語のページ(右写真)、イーバン・チャンの俳句が読めるページなどもあって、プレイフィールドのとんでもない広さを垣間見せる。

イーバン・チャンのサイトを見てみよう。この男は、2066年上海生まれ。ドヌ・テック・コンサルティング社で、生物体温の研究をしている。アラゴン工科大学を卒業しており、恐らくここでジェニーン・サラと知り合ったのだろうと思われる。

イーバン・チャンの検死報告イーバン・チャンの検死報告

彼は2142年、自らが所有するヨット“クラウドメイカー号”で航海に出るが、帰還の途中で死亡する。Pan American Coroners Officeによる検死報告に(左写真)よれば、彼は頭部を鈍器で殴られており、殺人と認定されている。

このゲームのために用意されたと思われる30以上のサイトを次々に見て回るうち、IDとパスワードを要求されるものに出くわすことになる。ところが、このパスワードがなかなかやっかいで、人物写真にある胸のタグを拡大したり、HTMLのソースコードの記述を見たりしないと分からないものもあるのだ。もちろん、ページ上にあるアドレスや電話番号にE メールを送ったり、電話をかけたりという行為も必要とされることは先にも述べた。

現在、ネット上には、この謎を解くためのフォーラムが次々に出現しており、盛んに情報交換が行われている。Yahoo!に「Cloudmakers」というグループができている他、「Cloudmakers BBS」、「Help Solve The Mystery Of Evan Chan」、さらに「The Trail」といったグループが活発だ。情報は日々アップデートされ、彼らの研究の成果は膨大なリンク集のような姿となって、この遊びに後から参加する者のための「攻略サイト」の様相を呈している。

だが、ここで生じる疑問は、「誰がチャンを殺したか?」ということよりも、「誰がこのキャンペーンを仕切っているのか?」ということかも知れない。日本の「A.I.」配給元であるワーナー映画は、我々がつかんでいる以上の情報は何も持っていないし、米本国のワーナー・ブラザース、ドリームワークスも、この件にはノーコメントを通している。しかし、これほど巨大で手の込んだキャンペーンは、どう考えてもスタジオが意図的に仕掛けているとしか思えない代物だ(それぞれのサイトを検証していくと、マイクロソフトの関与も見え隠れするという)。スピルバーグ自身がこのキャンペーンに深く関わっているという見方は十分にできるし、自分の映画の宣伝を自らコントロールしていたキューブリックが、そもそもこの方法論を思いついていたという可能性も否定できない(渦中の人物イーバン・チャンの人生は、「アイズ・ワイド・シャット」の脚本家、フレデリック・ラファエルが71年に書いた「Who Were You with Last Night」に似ているのだという)。

果たして、この謎解きにはどんな結末が用意されているのか? 映画との関連性はあるのか? 日米同時公開まで2カ月を切った今、このオンライン・キャンペーンから目を離すわけにはいかないのである。

ブックマーク: この記事をYahoo!ブックマークに登録する この記事をはてなブックマークに追加する この記事をlivedoorクリップに登録する この記事をBuzzurlにブックマークする この記事をnewsingにピックアップする

ABOUT THE MOVIE

  • A.I. 画像 [拡大画像]
  • A.I.
  • テクノロジーが天文学的なペースで発達した近未来。人間は“感情”以外の面において万能なロボットを召使いとする生活を送っていた。そんなとき、サイバートロニクス社は世界で初めて“愛する”ことをインプットしたロボットの少年デイビッドを作り上げる。彼は試験的なケースとしてサイバートロニクスの従業員夫妻の養子となるが、やがて予期せぬ状況の連続で生活を続けられなくなり、デイビッドは家を出る。
  • 原題:
    A.I. Artificial Intelligence
    監督:
    スティーブン・スピルバーグ
    脚本:
    イアン・ワトソン、スティーブン・スピルバーグ
    製作:
    ボニー・カーティス、キャスリーン・ケネディ、スティーブン・スピルバーグ
    原作:
    ブライアン・オールディス
    撮影:
    ヤヌス・カミンスキー
    音楽:
    ジョン・ウィリアムズ
    原案:スタンリー・キューブリック
    出演:
    ハーレイ・ジョエル・オスメント、フランシス・オコナー、ジュード・ロウ、サム・ロバーズ、ブレンダン・グリーソン、ジェイク・トーマス、ウィリアム・ハート
    2001年アメリカ映画/2時間26分
    配給:
    ワーナー・ブラザース映画
  • 6月30日より丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C)2001 Warner Bros. & Dreamworks, LLC.

A.I.

  1. 作品ページ
  2. 映画レビュー
  3. 注目特集
  4. 映画評論
  5. 動画・予告編
  6. フォトギャラリー
  7. 映画館検索

- PR -

ユナイテッド・シネマ

コンテンツ

過去の注目映画特集

リアルタイム投票受付中

エイガこみゅ

ガイド

必見!注目作特集 メガヒット確実の話題作、編集部がおすすめするカルト作などを、eiga.com的な切り口で解説。今、もっとも観るべき映画を多角的にご紹介します。毎月1日、15日更新。

読み込み中...
© eiga.com inc. All rights reserved.