映画の後半でハンコックの謎が明らかになってくると、ハンコックの最大の特徴が「空を飛べること」ではなく「不老不死」であり、そして過去を思い出せない孤独な男であることがわかります。
この設定で思い出すのが、そうX-MENに登場する不死身の武闘派ミュータントのウルヴァリンです。
製作者たちは明らかにウルヴァリンを意識しています。
まず、ハンコックが着るコスチューム自体、映画「X-MEN」シリーズのコスチュームに似ていますし、ハンコックが観ようとしていた映画「フランケンシュタイン」は、ある実験によってモンスターが生まれる話ですが、ウルヴァリン自体、科学実験で生まれた現代のフランケンシュタイン的怪物。
ちなみに、ほとんどのマーベル・ヒーローの原作者でもある、スタン・リー氏が「オバマ大統領が実現したら、予定されているキャプテン・アメリカの映画の主役はウィル・スミスがいいんじゃないか」とかなりぶっとんだ発言をしました。
キャプテン・アメリカは原作では白人ですが、スタン・リー氏としてはオバマ氏が大統領になったいま、もう白人だ、黒人だと言ってる世の中ではない、といいたかったのでしょう。なので、このハンコックは、まさに、もしスーパーマンをウィル・スミスが演じていたら、もしもウルヴァリンをウィル・スミスのキャスティングで実現したら的楽しみをシミュレート出来るヒーロー映画でもあるわけです。
なお劇中、ハンコックのキャップ、帽子にプリントされている鳥(ラストには実物も登場)は、アメリカの国鳥ハクトウワシ。アメリカの国章にも使われている鳥で、ハンコックがアメリカン・ヒーローであることをここで暗に示しているのですね。
父親は冷凍機器関連の会社のオーナー。子供のころよりプリンスの愛称でラップ・ミュージックに親しみ、86年、ジェフ・タウンズとDJジャジー・ジェフ& ザ・フレッシュ・プリンスを結成、瞬く間に人気者となる。90年にはテレビ界に進出し、92年には「ハートブレイク・タウン」で映画デビューを果たす。翌 93年の「メイド・イン・アメリカ」を経て、ジェリー・ブラッカイマー製作の「バッド・ボーイズ」に主演。トップスターとなる。その後、「インデペンデンス・デイ」(96)、「メン・イン・ブラック」(97)、「アリ」(01)、「アイ,ロボット」(04)などに主演。最も稼げる黒人スターとしてハリウッドに君臨している。


監督: ピーター・バーグ
脚本: ビンセント・ノー、ビンス・ギリガン
製作総指揮: イアン・ブライス、ジョナサン・モストウ、リチャード・サパースタイン
製作: アキバ・ゴー…










































