劇場公開日 2016年2月11日 PROMOTION

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キャロル : 特集

2016年2月1日更新

映画ファン、評論家たちも素晴らしすぎてため息
アカデミー賞をにぎわせる超・話題作──
60年以上封印されていた愛の名作、ついに解禁!

ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラがそれぞれアカデミー賞主演女優賞、助演女優賞にノミネートされた話題作「キャロル」が、2月11日に公開される。「太陽がいっぱい」で知られるミステリー作家パトリシア・ハイスミスが1952年に出版し100万部を超える大ベストセラーとなった原作は、彼女自身の体験が基になっている。当時は“女性同士の恋愛”自体が法律で禁じられており、ハイスミスはこの原作を別の名義で出版していた。その30年後、自らが執筆者であることを公表し話題になった(日本では映画化に合わせ初刊行)。映画の賞レースをにぎわせているだけではなく、批評家や映画ファンたちからも絶賛の声が続出している新たな愛の物語の見どころに迫る。

C・ブランシェットとR・マーラ──美しき2人の実力派がそろってオスカーノミネート!
C・ブランシェットとR・マーラ──美しき2人の実力派がそろってオスカーノミネート!

■ケイト・ブランシェット×ルーニー・マーラの熱演に世界が注目
 「賞レースの話題作は必ず見る」という映画ファンは、この1本を絶対に見逃せない

出会いはクリスマスの玩具売り場。テレーズ(左)とキャロル(右)の運命の行方は?
出会いはクリスマスの玩具売り場。テレーズ(左)とキャロル(右)の運命の行方は?

「ブルー・ジャスミン」(アカデミー賞主演女優賞受賞)のケイト・ブランシェットと、「ドラゴン・タトゥーの女」(アカデミー賞主演女優賞ノミネート)のルーニー・マーラ。大女優と気鋭の若手女優による、至高のラブ・ストーリーが誕生した。1950年代の米ニューヨーク。現代以上に、人々が「こうあるべき」という生き方が求められた時代を舞台に、運命的な出会いを果たしたふたりが、ひかれ合う自らの本心に従い、自分らしくあろうとする姿を映像美とともに描き出す。「太陽がいっぱい」で知られるパトリシア・ハイスミスが別名義で発表したベストセラーを原作に、「ベルベット・ゴールドマイン」「エデンより彼方に」の鬼才トッド・ヘインズが映画化を果たした。「賞レースで話題になっている作品が気になる」「公開されたら必ず見る」という熱心な映画ファンなら、決して見逃すことはできない作品だ。

アカデミー賞、カンヌ国際映画祭、英国アカデミー賞ほか賞レースの注目の的!
アカデミー賞、カンヌ国際映画祭、英国アカデミー賞ほか賞レースの注目の的!

華やかな女優陣ときらびやかなファッション、美しい映像によって描かれる愛の物語だけに、本作が女性の映画ファンに大きくアピールするのは確か。だが、男性の映画ファンが「女性向けの映画」として見逃してしまうのは大きな損失だ。アカデミー賞では、主演のふたりがダブルノミネートを果たしたことに加え、脚色賞、撮影賞、衣装デザイン賞、作曲賞にもノミネート。英国アカデミー賞では、最多となる9部門のノミネートを果たしている。これまでにも、カンヌ、ベネチアの国際映画祭で高い評価を受けてきたトッド・ヘインズ監督作。流れるようなカメラワークにも注目だ。

オスカー女優ブランシェット(左)と、本作でカンヌの主演女優賞に輝いたマーラ(右)
オスカー女優ブランシェット(左)と、本作でカンヌの主演女優賞に輝いたマーラ(右)

主演女優賞のブランシェット、助演女優賞のマーラと、そろって受けたアカデミー賞ノミネートが話題だが、やはり本作最大の注目は、それぞれのキャリア最高とも言える渾身の演技だ。ブランシェットが演じるのは、裕福な生活を送りながらも、心の奥に悲しみをたたえた人妻キャロル。マーラはカメラマンになる夢を抱く、若きデパート店員テレーズに扮する。心と心がひと目でひかれ合った者同士が、互いの存在によって自分らしさを獲得していく。交わされる視線と向けられる表情が、言葉以上に物語ることに驚かされる。マーラは本作でカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞。ふたりの姿に、誰もが引きつけられる。

50年代のニューヨークを舞台に、自分らしくあろうとする2人の女性の姿を描く
50年代のニューヨークを舞台に、自分らしくあろうとする2人の女性の姿を描く

52年のニューヨーク。高級デパートで働くテレーズ(マーラ)は、クリスマスでにぎわう売り場で美しい女性に目を奪われる。鮮やかな金髪と赤い唇の持ち主の名はキャロル(ブランシェット)。彼女もまたテレーズを見つめ返す。一瞬でキャロルに憧れを持ったテレーズは、販売した商品をきっかけに急速に距離を縮めていくが、キャロルは不幸な結婚と偽りの人生に身を置く、悲しみに包まれた女性だった……。物語は、良き妻、良き母であることを求められて苦悩するキャロルの姿と、そんな彼女に近づこうとするテレーズの真しな思いを映し出していく。60年以上前の原作でありながらも、自分らしさとはなにか?という問いかけは、現代の観客の心も打つ普遍的なテーマと言えるだろう。



■映画ファンに伝えたい、映画のプロたちの最大級の賛辞!
 高い審美眼を持つ映画評論家3名によるクロスレビュー

数々の良作を見つめてきた、映画評論家・ライターの面々が本作を鑑賞。3人の視点による批評を通じて浮かび上がる、「キャロル」の高い作品力とは。

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■「アカデミー賞ノミネート作は絶対に見る!」映画ファン限定試写会開催
 選ばれし辛口映画ファンは、本作をどのように評価したのか?

このたび映画.comでは、「アカデミー賞ノミネート作は絶対に見る!」という映画ファンを厳選して独占試写会を開催。主演女優賞、助演女優賞を筆頭にアカデミー賞6部門ノミネートを果たした話題のラブ・ストーリーに、数々の絶賛の声が寄せられた!

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