アンジーが蹴ったSF大作、ナタリー・ポートマンに主演の座が
2010年9月9日 11:25
[映画.com ニュース] アンジェリーナ・ジョリーが辞退した新作SFスリラー「グラビティ(原題)」の主演に、ナタリー・ポートマンが指名されたことが分かった。
同作は、「天国の口、終りの楽園。」「トゥモロー・ワールド」のアルフォンソ・キュアロン監督が3Dで製作する、予算8000万ドル(約66.7億円)の大型プロジェクト。周回軌道にある望遠鏡を修理する宇宙飛行士たちの物語で、当初ジョリーが主人公となる宇宙で遭難する女性宇宙飛行士役を演じる予定だったが、ジョリーが企画から離脱し、スカーレット・ヨハンソンやブレイク・ライブリーといった人気若手女優たちが、ヒロインの座をめぐって演技テストを受けていた。
しかし、米ハリウッド・レポーター誌によれば、キュアロン監督はカメラテストなしでポートマンに主役をオファー。ポートマンは、脚本を読んだ上で近いうちに出演契約の判断を下すものを見られる。なお、同作にはロバート・ダウニー・Jr.の出演がすでに決定しており、撮影は2011年1月下旬にスタートする予定だ。
ポートマンは9月1日、第67回ベネチア国際映画祭に登場。主演作「ブラック・スワン(原題)」が現地でプレミア上映され、批評家たちに高く評価された。