劇場公開日 2016年7月2日 PROMOTION

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疑惑のチャンピオン : 特集

2016年6月27日更新

数々の実録モノを見てきた映画ファンよ、とんでもない「実話映画」が誕生 
あなたは“本当のドーピング”を知らない── 
論争勃発必至! この男がシロかクロか、自分の目で見定めてくれ!!

これは善なのか? 悪なのか? 見る者に問いかける衝撃の「実話映画」が登場!
これは善なのか? 悪なのか? 見る者に問いかける衝撃の「実話映画」が登場!

映画ファンを魅了してきた「実話映画」ジャンルに、新たなる注目作が登場。「クィーン」「あなたを抱きしめる日まで」の名監督スティーブン・フリアーズが実力派キャストをそろえて描く「疑惑のチャンピオン」(7月2日公開)は、前人未踏のツール・ド・フランス7連覇を果たした男のドーピングの実態を暴く衝撃作だ。


なぜ私たち映画ファンは、ここまで「実話映画」にひかれるのか?
そして、次に見てもらいたい本作は“この男”が「英雄 or ペテン師?」を問う物語

ガンから奇跡の復活を果たした“カリスマ”の衝撃的な事実が明らかになる!
ガンから奇跡の復活を果たした“カリスマ”の衝撃的な事実が明らかになる!

「アメリカン・スナイパー」「アルゴ」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」「スポットライト 世紀のスクープ」などなど、近年アカデミー賞を大いににぎわせ、映画ファンからも高い評価を受けている傑作群の多くが、実際の出来事をモチーフにした「実話映画」だ。

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なぜ我々は、これほど強く実話映画にひかれるのか。今作「疑惑のチャンピオン」もまた、世界を揺るがせた衝撃的な事実を暴き出す実録作品。偉業の裏で謀略に手を染めていた実在の人物は、英雄だったのか、それともペテン師だったのかを見る者に問いかける物語なのだ。

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実話映画が多くの映画ファンを引きつけるのは、実際の出来事が、ときにフィクションを超えるほどの奇想天外さを持つからだ。作り話なら「現実味ないよね」と流されてしまうようなストーリーが、現実の出来事となれば、「こんな出来事が実際に起こったのか!?」「こんな人物が本当にいたなんて!」と一気に輝きを放つ。現実の話だからこそ、どんなに出来すぎていたとしても、抜群のリアリティが観客に伝わってくるのだ。

細部にまでこだわって再現されたレース・シーンも迫真のリアリティを盛り立てる
細部にまでこだわって再現されたレース・シーンも迫真のリアリティを盛り立てる

「疑惑のチャンピオン」もこのパターンに漏れず、ガンから復活したスポーツ選手が世界的な大会で7連覇を果たした上、それがドーピングによる不正だったという、フィクション以上に劇的&衝撃的な物語。地道なリサーチの基に描かれたノンフィクションが原作だけに、圧倒的な再現度に驚かされるのは間違いない。

飽くなき勝利への渇望が天才を不正に走らせたのか? 人物描写にも引き込まれる
飽くなき勝利への渇望が天才を不正に走らせたのか? 人物描写にも引き込まれる

そして、リアリティに裏打ちされているからこそ、登場する実在の人物の掘り下げ方からも目が離せないのが、実話映画の特色。本作では、何が主人公を禁止薬物の使用に走らせ、なぜ不正行為を行っているにも関わらず、ガンで苦しむ人々を純粋に勇気づけることが出来たのか?という人間性の奥底も映し出される。丹念に描かれる登場人物によって見る者の感情移入度が高まり、物語へぐいぐいと引き込まれてしまう実話映画のだいご味が、充分に味わえる作品となっている。



「試合前の注射=ドーピング」だと思っているあなたは絶句する── 
予想をはるかに超える巧妙&組織的な「衝撃の実態」

今夏のリオ・オリンピック直前に浮上してきたロシアの組織的ドーピングや、テニス界の人気選手マリア・シャラポワの問題など、スポーツと薬物使用の関係はこれまでにも多く取りざたされてきたが、その実状を目の当たりにした者は少ないはずだ。今作では、ひとりの男が成し遂げた世界的スポーツの偉業が、実はドーピングにまみれたものだったという事実が、衝撃的な描写とともに描き出される。

名優ダスティン・ホフマンも出演
名優ダスティン・ホフマンも出演
組織的暴走はどこに行き着く?
組織的暴走はどこに行き着く?
描かれる問題は現代にも通じる
描かれる問題は現代にも通じる

華やかな栄光の影でどのようなことが行われていたのか。なぜ成功した者は薬物に手を出し、そのまま使い続けてしまうのか。本編で描かれる巧妙かつ組織的な実態を前に、誰もが言葉を失うはずだ。

最先端の医師による「スポーツ史上最も医学的に高度なドーピング」の全貌が暴かれる
最先端の医師による「スポーツ史上最も医学的に高度なドーピング」の全貌が暴かれる

「ドーピング」と聞くと、注射による薬物投与や口から飲むのをイメージする者が多いだろうが、実際はそれどころの話ではなかった。本作では、信じられないような綿密なプランニングと巧妙な手段によって行われるドーピングの実態が描かれる。「こんな方法があったのか!」と驚かずにはいられない。現実は、我々の想像をはるかに超えていたのだ。

薬物を使うのは本人だけではない、チーム全員の選手が同じプログラムを適用
薬物を使うのは本人だけではない、チーム全員の選手が同じプログラムを適用

手段だけではなく、ドーピングがどのような体制によって行われていたのか?という点にも絶句してしまう。個人単位ではなく、所属チーム全体。スタッフ、選手を大きく巻き込んだ「組織ぐるみ」で行われていたのだ。誰がどのように管理し、指揮していたのか。これまで闇に包まれていた部分が明らかになる。

検査に引っ掛かりさえしなければ、どんなにクロに近くても「シロ」なのか?
検査に引っ掛かりさえしなければ、どんなにクロに近くても「シロ」なのか?

どうしてこれまで誰も気がつかなかったのか? 本作では、禁止薬物を使用したかどうかをチェックするドーピングテストのクリア方法、「抜け道」までが描写される。組織ぐるみで時間を稼ぎ、運営スタッフの監視をかいくぐり、そして体内の薬物濃度を基準値にまで変化させる。その実態に驚がくするはずだ。

高額なスポンサー費用や巨大な利権──周囲もまた、勝ち続けることを求めていた?
高額なスポンサー費用や巨大な利権──周囲もまた、勝ち続けることを求めていた?

偉大なる記録をうち立てたアスリートは多くのスポンサーを獲得するのが常だが、名だたる大企業はなぜドーピングまみれの男に巨額の投資を続けたのか。また、競技団体は「限りなくクロに近いグレー」だと分かっていたのに、なぜ暗部に深く切り込むことを避けたのか。世界的スポーツを取り巻く利権と企業のきな臭い思惑までが描かれるのだ。

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「ドーピング=悪」なのは周知の事実──異論・反論・議論が展開 
あなたにも問う! 「ランス・アームストロングはカリスマか? ペテン師か?」

「ローン・サバイバー」のベン・フォスターが疑惑の男の栄光と破滅を体現!
「ローン・サバイバー」のベン・フォスターが疑惑の男の栄光と破滅を体現!

25歳で生死の境をさまよう重度のガンに冒されながらも奇跡のカムバックを果たし、99年から05年に自転車レースの最高峰「ツール・ド・フランス」で前人未踏の7連覇を達成した男、ランス・アームストロング。組織的ドーピングに手を染める程の勝利への執着心を持つと同時に、ガン患者を支援するチャリティー団体を設立して尽力し、彼らに勇気を与えてきたこの男は、果たしてカリスマだったのか、世界をだましたペテン師だったのか。映画.com内でもその議論は紛糾。賛否両論が繰り広げられた。まさに映画ファンそれぞれにも問いかけたい、その目で確かめてもらいたい問題なのだ。

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