コラム:Celeb☆Graphy セレブ☆グラフィー - 第57回

2016年12月8日更新

Celeb☆Graphy セレブ☆グラフィー

【vol.57】本当はこうなるハズだった!?2016年公開作の幻のキャスティング

今年も残すところあとわずか。今回は、2016年に日本で公開された洋画の中から、実現しなかった幻のキャスティング10選をお届け! 「本当はこうなるハズだったの!?」と妄想しながら、この1年間を振り返ってみてくださいね。

「クリムゾン・ピーク」
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パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督が放つゴシックホラーとあって、ファンの期待も高かった「クリムゾン・ピーク」。深紅の丘にそびえたつ幽霊屋敷に住む英国紳士トーマス役は、当初トム・ヒドルストンではなくベネディクト・カンバーバッチでした。ベネさまの降板理由は「クリエイティブ面での相違」とのこと。もし出演していたら、トムばりの脱ぎっぷりを見せてくれたんでしょうか!? ちなみに主人公イーディスも、スケジュールの都合でエマ・ストーンからミア・ワシコウスカへバトンタッチしていました。

「パディントン」
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実写×CGIのハイブリッド映画「パディントン」で、ジャングルからはるばるロンドンへとやってきたクマのパディントンの声優を務めるハズだったのはコリン・ファース。特徴的なアクセントがステキな美声は、モフモフなクマには似合わなかったみたい。一度はアフレコに挑んだファースですが、「葛藤の末に、“意識的なカップル解消”を選びました」と、作品との“破局”を発表しました。それにしても、グウィネス・パルトロウクリス・マーティン元夫妻の離婚発表の言葉をパクっちゃうなんておちゃめ! 後任には声色の使い分けがべらぼうに上手いベン・ウィショーが起用され、ジェントルで礼儀正しいパディントンが完成したのです。

「ブラック・スキャンダル」
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実話をもとにした、ジョニー・デップ主演の犯罪ドラマ「ブラック・スキャンダル」で、主人公の弟役のピンチヒッターを務めたのは、「クリムゾン・ピーク」出演を取りやめたベネさま。凶悪ギャングの兄の悪行を見てみぬふりをする政治家役は、ガイ・ピアースが演じるハズでした。ピアースはどうやら「成果」(Netfilxで配信中)の撮影とかぶってしまったみたい。ちなみにこの作品で、シエナ・ミラーは出演シーン全カットの憂き目に。やってみて初めてわかることってあるけど、それでも出番なしだなんて無念……。

「X-ミッション」
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エクストリームスポーツの超絶ガチスタント満載でサプライズヒットを記録した「X-ミッション」で、命知らず犯罪グループのリーダーを演じるハズだったジェラルド・バトラー。「エンド・オブ・キングダム」の撮影時期が重なったことと「クリエイティブ面の相違」が原因で、プロジェクトにオサラバしちゃいました。かつてサーフィン映画の撮影で、波に飲まれて死にそうになったバトラーだけに、そのアクシデントがトラウマだったんじゃ……っていうのは深読みしすぎ? 最終的には、知性派なのにアクションもいけちゃうエドガー・ラミレスがビッグウェーブをキャッチ!

「キャロル」
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女性同士の恋愛をつづった「キャロル」で、当初ケイト・ブランシェットの相手役に決まっていたのは、文芸作品がとっても似合うミア・ワシコウスカ。なんですが、ミアは「クリムゾン・ピーク」に主演することに。その後釜に座ったルーニー・マーラは、見事カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞!! 「心変わりしなければ……」とミアは悔し涙を流していたかも?

まだまだあります、幻のキャスティング。次のページで、後編をチェック!>>

筆者紹介

映画.com編集部のコラム

政氏裕香(まさうじゆか)。アメコミ系やジャンル系映画を中心に美男美女探しに夢中。最近にやけ顔がとまらないのは、「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメと「ブラックパンサー」のマイケル・B・ジョーダン。

 飯田沙野(いいださや)。映画と海外ドラマ漬けの日々を送る映画.com編集部員。コテコテの恋愛映画を愛する絶望的なロマンティスト。

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