川平慈英とトップ・エンターテインナーの仲間たちが贈る最高のショーが、9年ぶりに復活! : 若林ゆり 舞台.com

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コラム:若林ゆり 舞台.com - 第23回

2015年1月6日更新

第23回:川平慈英とトップ・エンターテイナーの仲間たちが贈る最高のショーが、9年ぶりに復活!

このコラム連載の第14回で、川平慈英が非常にデキるソング&ダンス・マンであることはすでにお伝えした。そのときの「ショー・ガール」は本当に楽しい大人のショーだったが、これ以前にも彼が“ショーマン”としての真価を発揮しまくっていたことは、意外と世間には知られていないかもしれない。そんな川平がかつてホームグラウンドとしていたショー・シリーズが、9年のブランクを経てついに帰ってくる! ムムッ、これは……すごいニュースなんです!

それは、川平がショービジネス界の“ダディ”と慕っていた演出家の故福田陽一郎さんと、真の実力を持つ仲間たちとが一緒に作り上げ、2000年から06年まで銀座・博品館劇場の新春公演を飾っていたエンタテインメント・ショー「Shoes On!(シューズ・オン!)」シリーズ。タップダンスを中心に、歌はもちろんボードビル場面やコントまで、バラエティ豊かな高品質パフォーマンスがてんこ盛り。ご機嫌極まりないショーだった。98年のトライアル公演で心をわしづかみにされ、公演のたびに「心躍るってこういうことなんだ!」と歓喜していたファン(含む筆者)にとっては、待ちに待った復活だ。というわけで、いてもたってもいられず、稽古場へGO! スーパーバイザーとしてキャストを引っぱる川平と、演出・振付・出演を担う本間憲一に話を聞いた。

撮影:若林ゆり 撮影:若林ゆり

まずはなぜ、9年も間が空いてしまったのだろうか?

川平「実は4年前、福田さんが亡くなって1年後にも1回やっているんです。下北沢の小劇場で福田さんへのトリビュートとして『Daddy's Kids are…Back on Stage!』というショーを。だから僕らとしては4年ぶりの集結。この9年間はメンバーみんながそれぞれ、自分の活躍の場をしっかりと確立した日々でしたからね。一昨年までは、みんなが羽ばたいて行っちゃってるから、もう元の場所には戻せないような感覚があったんですよ」

本間「何言ってるの、言ってくれればいつでも戻るのに!」

川平「何だよー、そうだったのかよー(笑)」

本間「でももう1回やるって、本当にいろんな意味でエネルギーがいるから。ここがタイミングだったのかなと思いますね」

きっかけは、川平が3年前、博品館劇場で本間が演出したHIDEBOH主演の「タップ・ジゴロ」を見たことだった。

川平「それを見たときスイッチが入ったんですよ、その場で、カチッと。それで終演後に憲一とHIDEBOHと、博品館の社長で飲みに行ってすぐ、『Shoes On!』やるよ、2015年1月にやるって言った。『やりませんか?』じゃなくてもう、『やります』と(笑)。もともとHIDEBOHは、もっと早い時期に『Shoes On!』に出るはずだった人だし。そこからは、みんなも二つ返事で」

本間「『Back on Stage!』は福田さんへの追悼の意味もあってみんなが集まったけど、今回はもう1回、『改めて!』って感じなんだよね」

川平「そうそう。『Back on Stage!』は仲間同士で楽しむライブ感覚があって、同窓会的なものだった。でも今回の『Shoes On!』は本気のビジネスだから。単に仲良しグループが復活するというものじゃないんです。やっぱりもう1度ブームを起こしたい。日本のショーカルチャーに革命を起こしたいというところでの、ゼロからのスタートですから、勝負かけてますよ!」

写真提供:博品館劇場 写真提供:博品館劇場

新生「Shoes On!」は、レギュラーメンバーだったエンターテイナー陣(川平、本間のほかに藤浦功一、平澤智北村岳子シルビア・グラブ)に加え、タップダンサーとしてトップレベルのHIDEBOH、若手ミュージカル女優の野田久美子、そして天才子役として活躍してきた15歳の吉井一肇という布陣。若い息吹は、レギュラーメンバーにも刺激を与えている。

川平「今回は憲一が演出しているんですけど、なんと『Shoes On!』史上、いっちばん踊ってるんですよ、僕ら! こんなに年くってるんだからラクしよう、“静”の部分を増やそうって言ってるのに、ここまで踊るかと(笑)」

本間 「いやあ、ついついやりたくなっちゃう(笑)。大事なところは他人に任せていられない性分なんだよね。でも若い一肇ちゃんなんかを見ていると、自分の若いころを思い出す。『どうして僕はこういうことをやりたかったのかな』と思ったら、いいオッサンが、いい年齢に来てる人がエンタテインメントやってるところに惚れたんですよ。フレッド・アステアとかジーン・ケリーディーン・マーティンもそうだしサミー・デイビス・Jr.も。若い人にはまったく興味がなかった、いま思えば。だからいま、やっと自分たちがこの年齢に来た、スタートラインに立ったんだな、という感じがしています」

[筆者紹介]

若林ゆり

若林ゆり(わかばやし・ゆり)。映画ジャーナリスト。タランティーノとはマブダチ。「ブラピ」の通称を発明した張本人でもある。「BRUTUS」「GINZA」「ぴあ」等で執筆中。

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