「攻殻機動隊」新シリーズ起動 注目のポイントは? : 編集部コラム やっぱりアニメはヽ(´▽`)ノ日本が一番

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コラム:編集部コラム やっぱりアニメはヽ(´▽`)ノ日本が一番 - 第12回

2013年6月18日更新

第12回:「攻殻機動隊」新シリーズ起動 注目のポイントは?

アニメ「攻殻機動隊」が、新たな物語「攻殻機動隊ARISE」としてスタートします。1話約50~60分の全4話構成で、第1話となる「攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain」が6月22日から劇場上映&Blu-ray劇場先行発売。国内外で根強い人気を誇るタイトルが、野心的な挑戦をもって新たに“ARISE(起動)”するとあって、期待が高まるところ。いくつか同作の注目ポイントを挙げてみたいと思います。

新シリーズとしてスタートする「攻殻機動隊ARISE」 新シリーズとしてスタートする「攻殻機動隊ARISE」 (C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会

いまさら説明不要かもしれませんが、原作は1989年に「海賊版ヤングマガジン」(講談社)で発表された士郎正宗氏の同名コミック。ネットワーク技術とサイボーグ技術が発達した社会を背景に、多発するコンピューター犯罪やサイバーテロなどに対抗する超法規特殊部隊「公安9課」=通称「攻殻機動隊」の活躍を描いた作品です。

95年に押井守監督が「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」として初のアニメ化。全米ビルボード誌のビデオチャートで週間1位を獲得するなどして話題を集め、2004年には続編にあたる「イノセンス」も製作。一方で02年に神山健治監督が「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」としてテレビアニメ化し、04年にシーズン2の「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」(04)、06年にスペシャル版の「攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society」(11年には3D化して劇場公開)と続きました。

そして、今度の「攻殻機動隊ARISE」は、原作コミック、押井監督版、神山監督版に続く“第4の「攻殻機動隊」”と位置付けられています。

主人公・草薙素子の過去が初めて明かされる 主人公・草薙素子の過去が初めて明かされる (C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会

押井版、神山版と同じくプロダクションI.Gが制作しますが、スタッフ、キャストは一新され、同社作品の作画を支える名アニメーターの黄瀬和哉氏が総監督に就任。作画クオリティの高さでアニメファンからも高い支持を得ている黄瀬氏が長編の演出に挑戦することになりました(短編アニメの監督経験はあり)。同じプロダクションI.Gのアニメーターでもある沖浦啓之監督(「人狼 JIN-ROH」「ももへの手紙」)が高い評価を得ていることから、アニメファンとしては黄瀬監督の手腕が注目したいポイントの1つ。全4話の構成で、各話ごとに監督をたて、黄瀬氏はキャラクターデザインや作画監督もこなしつつ、総監督というポジションで作品全体を統括します。

そして肝心の物語は、これまで描かれてこなかった、主人公・草薙素子が公安9課に所属する以前のストーリーで、いわゆるエピソードゼロに。今回の新たな「攻殻機動隊」製作にあたり、公安9課結成以前を描くというアイデアやプロット、キャラクター設定は、原作者の士郎氏が自ら提案したそうです。これまでの押井版、神山版は、原作設定、世界観をいかしつつも、それぞれの監督の作風が色濃くでた作品でしたが、今度は原作者公認の、原作者でなければ考えつなかったであろうアイデアが盛り込まれているはずで、そこもまた注目のポイントと言えるでしょう。

新たなスタッフ、キャストによる挑戦が始まる 新たなスタッフ、キャストによる挑戦が始まる (C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会

そしてやはり気になるのは、キャストが一新されたこと。これまで素子=田中敦子、バトー=大塚明夫、トグサ=山寺宏一など、押井版、神山版通してメインキャストは同じでした(荒巻課長のみ押井版と神山版で別キャスト)、すでに強固なイメージができあがっている(しかも、ファンの支持も高い)キャストをあえて変更するというところに、もっともわかりやすく「新しい『攻殻機動隊』を作る」という製作陣のメッセージが表れているのかもしれません。

何話かにわけて続く物語を、1話ごとに劇場で公開し、同時にDVDやBlu-rayを発売、有料配信もスタートするというメディア展開は、「機動戦士ガンダムUC」をはじめ、「宇宙戦艦ヤマト2199」「コードギアス 亡国のアキト」など増加傾向にあるパターン。単発モノでは先月公開された「言の葉の庭」も同様でした。ファンにとっては、劇場の大画面で堪能した後、すぐに自宅で何度でも作品を愛で、次のエピソードの上映までに理解を深めていくこともできるわけで、新しいビジネスモデルとして、今後はこうした作品展開はもっと増えていきそうな気がします。

[筆者紹介]

映画.com編集部

映画.com編集部・あさかよしあき。編集部のアニメ好き。若手女優やアイドルのチェックにも余念がない。もちろん普通に映画も好き。

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