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原題:Lakeview Terrace
監督:ニール・ラビュート
製作:ウィル・スミス、ジェームズ・ラシター
脚本:デビッド・ローヘリー
製作国:2008年アメリカ映画
上映時間:1時間50分
キャスト:
サミュエル・L・ジャクソン、パトリック・ウィルソン、ケリー・ワシントン
発売日:2009年8月5日
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あるLAの住宅街に新婚の白人と黒人の夫婦が越してきた。ようやく手に入れたマイホームに幸せ一杯の2人。しかし、その幸せも束の間、隣の黒人LAPD警官の執拗なまでもの嫌がらせを受ける。反撃に転じるほど嫌がらせは悪化していく。相手は地元でも人脈ある警官、なぜ彼はそこまで2人に固執するのか。果たして2人の運命は!?
全米初登場1位を獲得した本作は、誰にでも起こりうる「隣人の恐怖」を描くと同時に、「人種差別」という根深い問題を真正面から捉えた重厚な人間ドラマである。
サミュエル・L・ジャクソン扮する警察官エイベルは、白人のクリス(パトリック・ウィルソン)と黒人のリサ(ケリー・ワシントン)の新婚夫婦が隣に越してきた直後から、彼らへの敵意をむき出しにする。黒人と白人が夫婦であることが許せないエイベルは、いわば逆差別的で、次第に常軌を逸した言動を取るようになる。しかしながら、実はそこにアメリカの人種問題が浮き彫りになる亡き妻のエピソードが隠れていた。やり場のない怒りと悲しみを抱える主人公を、ジャクソンがさすがの演技力で熱演。そして、ロス郊外の新居で幸せな生活をスタートさせるはずだったクリスとリサも、隣人の嫌がらせによるストレスと恐怖で、それまで意識していなかった家族観の違いや、愛し合っているだけでは解決できない異人種間結婚の問題が見えてくる。また、タイトルにもなっているレイクビューテラスは、ロドニー・キング事件(92年のロス暴動の発端になった事件。スピード違反を犯した黒人男性を複数の白人警察官が暴行した)が起きた場所というのも興味深い。
スリラーとしてもドラマとしても楽しめる本作。この夏、じっくり向き合いたい1本だ。