アル・ゴア元米副大統領のカレント・メディア社、ナスダック上場を計画
[ニューヨーク 29日 ロイター] アル・ゴア元米副大統領が会長を務めるインタラクティブCATV会社カレント・メディアが、米ナスダック市場に上場する。新規株式公開(IPO)による資金調達は最大1億ドル(約106億円)としているが、公開株数および1株当たりの売り出し価格は明らかになっていない。
同社は2005年8月、18-34歳のヤングアダルト層をターゲットに「カレントTV」の放送を開始。インターネットとTVの融合を試み、視聴者からの投稿ビデオと通常コンテンツを提供する「インタラクティブ」なメディアとして、視聴者数を当初の国内のみ1900万世帯から現在のイギリスを含む5100万世帯まで増やしてきた。昨年はエミー賞も獲得した。
株式公開後のゴア氏のA種株式保有比率は明らかにされていない。ただし議決権のあるB種株式については、今後もすべてゴア氏と共同創始者のジョーイ・ハイアットCEOが保有する。
同社の2007年の収益は前年比68%増の6380万ドル(約68億円)だが、2007年12月31日現在の累積赤字は3190万ドル(約34億円)に上る。同社にとってノーベル平和賞受賞者でもあるゴア氏は、特に主たる収益源の広告契約において果たす役割が大きく、今後のビジネス展開でも経営陣のひとりとして失えない存在だ。



