[東京 4日 ロイター] JVC・ケンウッド・ホールディングス<6632.T>が音楽ソフト事業「ビクターエンタテインメント」の売却を検討していることが明らかになった。広報担当者が4日、ロイターに明らかにした。
同社広報によると、ビクターエンタテインメントの売却は、事業再編の選択肢のひとつとして可能性の検討に入っているという。JVCケンウッドHDは今月23日、欧州や中国でテレビ事業に関連した損失を計上するとして、今期2度目となる業績予想の下方修正を発表した。2010年3月期の営業損益は従来の黒字予想から35億円の赤字に転落し、最終損失は200億円に膨らむ見通しで、業績は悪化している。
ビクターエンタテインメントは、JVCケンウッドHD傘下の日本ビクターの100%子会社。28年に日本ビクターの音楽事業部門としてレコード生産を開始し、72年にレコード会社として分離した。音楽ソフト市場でのビクターの占有率は、ユニバーサルミュージック、エイベックス・グループ・ホールディングス<7860.T>、ソニー・ミュージックエンタテインメントに次ぐ規模。サザンオールスターズやSMAPなど有名アーティストが所属している。
4日付の読売新聞朝刊は、JVCがビクターエンタテインメント株の過半数をコナミ<9766.T>に売却する方向で検討しているとし、月内にも決定する報じた。同社は株の売却については「企業価値を高めるためにさまざまな検討をしている」としたが、コナミへの売却については「報道された事実はない」とコメントした。





