[文化通信.com] 釜山映画祭にて14日まで行われていた釜山企画マーケット(Pusan Promotion Plan)で、青山真治監督の最新長編劇場映画企画『退廃姉妹』が大賞を受賞し、14日、現地を訪れていた青山監督が授賞式に登壇し、釜山市長より最高賞金2万ドルが授与された。
『退廃姉妹』は、島田雅彦原作(文芸春秋刊)の人気小説の映画化で、終戦直後の東京・目黒を舞台に、美しい少女の姉妹が、焼け野原からの復興の中、激しい混乱の時代を生き抜くために娼婦に身を落とし、自らの明日を切り開いていく様を描いたスペクタクル・ドラマ。脚本を荒井晴彦、共同脚本を井上淳一が手がけている。
本年のプサン・プロモーション・プランには、全世界から約30の新作企画が選出され、4日間に渡って企画のピッチが行われた。青山監督の『退廃姉妹』は、韓国のポン・ジュノ監督の新作企画と並び、最もリクエストが多かった企画として、開催当初より現地で話題となっていた。2010年より製作準備にかかり、11年の国際メジャー映画祭への出品を目指す。
また、本作は本人の強い希望で実現した企画とあって、青山監督自身がプロデューサーとして名を連ねている。国際共同製作プロデューサーを務めるのは、ピクチャーズデプトの汐巻裕子氏。外国映画の買付けや日本映画のセールス、海外共同製作のノウハウと人脈を活かし、今回の国際共同製作企画が実現した。




