[文化通信.com] 秋の映画興行が、厳しい情勢を迎えている。この10月3、4日の2日間は、限定公開の新作を除き、チェーンを主体にした新作がなかったこともあり、各館とも厳しい興行に終始した。この2日間でもっとも成績が良かったのは、6週目に入った「20世紀少年 最終章/ぼくらの旗」。2日間で、6万1572人・8277万9250円だった。大ヒット中ならともかく、すでに6週目となっている作品がトップになるというのは、他の作品が相応に成績が落ちているからと言える。
こうした興行に対して興行者からは、「シルバーウィーク、今度の10月の3連休といった休みに合わせた公開作品が多いので、その間の興行がどうしても厳しくなります。配給会社さんが、少しずらして調整してくれると有難いのですが」という声も出ている。さらに別の興行者は、「休みの期間に公開しなくてはいけない作品なのかどうか、検討する必要もあるのではないでしょうか。すべてが、休みの時期を当て込むこともないのでは。また配給会社さんは、他社の新作の公開状況を見ながら、公開時期を固めていくことも必要ではないでしょうか」との指摘もしている。
確かに、この10月10日からは新作のオンパレードだが、客層がダブりそうな作品も多い。新作が多いのはいいのだが、観客が分散してしまうと、作品ごとの興行成績にも響いてしまうことも考えられる。分散した公開の方法も、考慮してもいいかもしれない。



