[文化通信.com] SPE「2012」(11月21日公開)の特別映像上映会が1日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。当日は、監督のローランド・エメリッヒ、プロデューサーのハラルド・クローサー氏のほか、出演のジョン・キューザックらが出席した。
この53分の映像は、2009年に地球の地殻変動が発覚し、地球が早晩滅亡するとの情報が米国の大統領にもたらされるあたりまでの見事な導入部から、そのあとに続くカリフォルニア周辺での凄まじい大惨事までを一気に描いたもの。エメリッヒ監督によれば、「これで、全体の3分の1ほど」。つまり、完成した作品は、150分は超える上映時間になりそうだという。
「スペクタクルのみではなく、登場人物の各キャラクターの描写には自信がある」と監督が発言したように、地殻変動を大統領に伝える学者、それに応える堂々たる風格の大統領(ダニー・グローバー)、さらに、普通の市民であるキューザック演じる父親と子供の関係などが、手ぎわよく描かれているのは注目に値する。
ただもちろん見どころは、カリフォルニアの壊滅状態をしり目に、キューザックら一家を乗せた飛行機が、飛び立っていくスペクタクルシーン。これは、CG映像の技術力が、極限的な完成度を誇っている名シーンで、53分だけで入場料はとれるほど迫力があった。キューザックは、「スペシャル・エフェクトの迫力と、各キャラクターのドラマ性を緊密に組み合わせた今回の作品は、他に類例がないと思う」と明言。このあたりに、「2012」の真骨頂があると言えそうだ。



