[文化通信.com] フジテレビの新たな製作の方向性が、映画賞の受賞など具体的な形になって表れてきた。このほどモントリール世界映画祭で、「ヴィヨンの妻/桜桃とタンポポ」の根岸吉太郎監督が最優秀監督賞を受賞。さらに、今年1月公開された「誰も守ってくれない」が、来年開催される第82回米アカデミー賞外国語映画賞部門の日本出品作品として選出された。こうした一連の動きは、映画の質の面で、フジテレビの製作作品が、確実な成果を上げ始めてきたことを示している。
会社創立50周年を迎えたフジテレビは今年に入って、人気TVドラマの映画化作品は1本もなく、オリジナル企画で勝負するケースが増えている。東宝配給作品に限ってみれば、先の「誰も守ってくれない」はじめ、「ホノカアボーイ」(3月公開)、「アマルフィ 女神の報酬」(7月公開)、「ホッタラケの島 遥と魔法の鏡」(8月公開)などで、その製作姿勢に大きな変化が起こっていた。



