[文化通信.com] 「ROOKIES/卒業」なのか、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」なのか。今年の作品別の興行収入で、どちらがトップに立つのか、映画業界で話題になっている。もちろん、今後公開される作品で、この2作品を超えてくるものがないとは限らないが、それでも最近の興行事情を見ると、90億円、ましてや100億円を超えてくる作品の登場は非常に難しい現状があり、だからこそ、これまで突出した数字を記録しているこの2作品の成績の動向に注目が集まっている。
TBSが中心になって製作し、東宝が配給した「ROOKIES」は、この8月23日現在で、全国動員692万9113人・興収84億2002万5280円を記録した。公開館数は、264スクリーン。5月30日からの公開だから、すでに13週目に入っている。当然、上映回数は少なくなっているとはいえ、この時点でいまだに300スクリーン近くで上映されているのはたいしたもの。今後、90億円までは難しいが、80億円台の半ばから後半の数字に収まりそうだ。一方、シリーズ第6作目となる「ハリー・ポッターと謎のプリンス」は同じく23日現在で、605万0642人・71億6385万5650円を記録した、公開館数は、660スクリーン。7月15日から公開され、大ヒットを続けてきた同作品だが、ただここにきて、少し動員に陰りが出てきたのが気にかかる。果たして今後、80億円台に乗せて、どこまでの伸びを見せていくことができるか。前作の「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(2007年7月公開)は94億円。本作は、ここまでの成績は難しそうだが、それでも洋画シリーズ最強の「ハリポタ」の威力は健在だとの認識を、広く印象づけたのは心強かった。



