アカデミー賞レース、今年もいよいよ本格化!
ピクサー最新作「WALL・E/ウォーリー」
[ロサンゼルス 26日 ハリウッド・レポーター] 今週末のピクサー最新作「WALL・E/ウォーリー」の全米公開と共に、いよいよ08年のアカデミー賞レースが本格化する。
もちろん、定義上は今年に入ってからロサンゼルス郡内で1週間以上ロードショー公開された映画であれば参加する資格があるわけだが、実際のところは年度の前半に公開された作品が賞レースに絡んでくることは稀。実質、オスカーシーズンは秋以降とされている。
夏の大作映画もアカデミー向きではないが、今年は7月18日に全米公開される「ダークナイト」のジョーカー役が遺作となったヒース・レジャーに注目が集まっている。批評家とファンの評価が高ければ、配給元のワーナー・ブラザースはレジャーのために賞キャンペーンを行う用意があるという。過去に、その死後にノミネートされた俳優はジェームズ・ディーン含めて5人いるが、実際に受賞したのは「ネットワーク」(76)のピーター・フィンチだけだ。
前述の「WALL・E/ウォーリー」の長編アニメ賞ノミネートは確実視されているが、実写映画の戦いについては今のところ全く不透明。カンヌ映画祭がひとつの前哨戦の場ともなっているが、クリント・イーストウッド監督の「ザ・チェンジリング」が主演のアンジェリーナ・ジョリーと共に高く評価された以外は、スティーブン・ソダーバーグ監督がチェ・ゲバラを描いた「チェ」、チャーリー・カウフマンの初監督作として注目された「Synecdoche, New York」等も今ひとつ振るわなかった。
いずれにしても、昨年の今頃は、誰も「JUNO/ジュノ」という言葉さえ聞いたことがなかったことを忘れるべきではないだろう。


