パラマウント「インディ~」、木ノ本本部長らにインタビュー
[文化通信.com] 今年一番の洋画大作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」が6月14日、15日の2日間先行上映を経て、いよいよ今週末21日より全国公開される。配給するパラマウント ピクチャーズ ジャパンの木ノ本尚道マーケティング本部長、高谷清人営業本部長にここまでの宣伝状況、興行の見通しなどを聞いた。
――どのようなコンセプトのもと、宣伝を進めてきたのか。
木ノ本 19年ぶりのシリーズ復活だが、タイトル認知は十分だった。昔、劇場でインディを見た人に、家族連れで劇場に来てもらうことは難しくない。むしろ、ティーンエイジャーや20代、30代前半くらいまでの人はTV放映やDVDなど何らかの形でインディを見ているが、当時劇場で見た人と違って、自分の映画だという強い思いはない。こうした若者層をどうやって劇場に連れてくるかが、宣伝の根本部分にあった。
とはいえ、本作は10年に1本の超大作。王道の宣伝でオールターゲットを狙うのは当然のこと。アクションを敬遠しがちな女性層に対しても、変な小細工をせず、言わずと知れたインディ最新作が公開されることをストレートに伝えた。現時点で女性には十分に訴求しており、デートムービーになる流れが作れた。若者層に対してはメディアの使い方に留意、特にモバイルとネットを活用して、若者のインディへの関心を高めていった。
――試写の反応はどうか。
木ノ本 マスコミの反応は非常に良い。中高年層は勿論のこと、注目していたweb関係の若い女性ライターたちの評判も上々。若者層はweb上でこうしたライターたちの批評や作品紹介に触れることになる。若者が劇場へ足を運ぶ動機付けになるはずだ。
――シアターマーケティングとして、どのようなことをしたのか。
高谷 シネコン10社と組んで大型のキャンペーンを行ってきた。(1)春休み、(2)GW、(3)5月21日公開「ナルニア国物語」、という大きく3段階に分けて、劇場での宣伝を展開。各社数名ずつの観客をジャパンプレミア(6月5日、国立代々木第一体育館、6千人収容)に招待したり、米本社の了解を得て日本限定の特別版トレーラーを制作してGWに上映したり、先行上映・初日2日目分のチケットを早売りしたりと、劇場で出来るありとあらゆることを行った。興行サイドの期待が大きいからこそ、これだけのシアターマーケティングができた。ポスター、スタンディなどの各種宣材物を含めて、いまや全国の劇場がインディ一色になっている。
――先日の来日プロモーションが盛り上がった。
木ノ本 製作ジョージ・ルーカス、主演ハリソン・フォードらが6月上旬に来日した。記者会見、ジャパンプレミア、その他CX「SMAP×SMAP」へのH・フォード出演など電波媒体、紙媒体への露出効果は非常に大きかった。監督スティーブン・スピルバーグの来日は叶わなかったが、スピルバーグは事前に、カンヌ映画祭でのワールドプレミア上映に合わせて、日本向けにジャンケットを行い、その模様は大きく報道された。(※インタビュー全文は文化通信速報に掲載)


