JVA、平成19年度事業報告、20年度事業計画発表会
[文化通信.com] 日本映像ソフト協会(JVA)は5月29日、平成20年度の通常総会を開催。終了後に、平成19年度事業報告及び平成20年度事業計画についての記者発表会を、東京・築地の同協会会議室にて行った。
冒頭挨拶した高井英幸会長は、「今年のメーカーのビデオソフト売上は、1~4月が前年対比97.8%。一方昨年一年間の映画興行の数字は、前年比97.8%。だいたい映画公開半年後にビデオソフトに反映するため、1~2月の不振は昨年後半の興行の不振が響いていると考えられる。今年の映画興行の1~4月の実績は前年対比97%となっているので、ビデオ事業に関しても厳しい状況が続くのかなと思う。ただ、GWに『相棒 劇場版』がヒットし、6月からは『ザ・マジックアワー』『花より男子ファイナル』が出て、この夏は『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』『崖の上のポニョ』などのヒットも見込めるため、これらがビデオ化される頃には盛り返してくるのではないか。一方で、劇場公開作品ばかりに頼るのではなく、幅広いジャンルの開拓や旧作の展開など様々な工夫を考えて、市場の裾野を少しでも広げていきたいと思っている。今年もメーカー売上3000億円台は確保したい」と話した。また次世代ディスクに関しては、「実質的にブルーレイに規格が一本化され、市場環境が整ったことは歓迎すべきことと思っている。BD発売に伴い、ソフトとハードのメーカー間にある問題を今後詰めていきたい」とした。
続いて、後藤健郎理事・事務局長が昨年度の事業報告について説明。海賊版DVDの販売に関しては、昨年6月に大阪で大規模な取り締まりを行ったことで、違法露天商をほぼ撲滅できたという。「映画盗撮防止法」の施行も抑止効果が大きく働き、劇場での盗み撮りは激減。海賊版DVDが販売される一連の流れを大幅に断つことができたとしている。


