グランプリを受賞した「ゴモラ」のマッテオ・ガローネ監督
[ローマ 26日 ロイター] 最高賞のパルムドールこそフランスにさらわれたが、第61回カンヌ国際映画祭で2部門を制したイタリア映画界が、久々の朗報に沸いている。
ナポリのマフィアを描いた「ゴモラ」(マッテオ・ガローネ監督)と、ジュリオ・アンドレオッティ伊元首相の半生を風刺した「イル・ディーボ」(パオロ・ソレンティーノ監督)という気骨を感じさせる2本の映画が、それぞれ2位と3位にあたるグランプリと審査員賞を受賞。
衰退が囁かれ、ここ数年目立った作品のなかったイタリア映画界にとって、共に40歳に満たない若手監督の快挙は、新聞の一面を飾るに値する嬉しい出来事だったようだ。「今回の映画祭の真の勝者はイタリア映画だ」といった言葉が紙面に踊っている。
「イル・ディーボ」で自身を悪し様に描かれたことで同作を批判してきたアンドレオッティ元首相でさえ、受賞に際して「興行収入の一部を分けてもらえたら、もっと嬉しいが」と喜びの(?)コメントを残している。
メインのコンペティション部門に1本も選ばれなかった昨年のカンヌから一転、イタリア映画界が復活ののろしをあげた。




