カンヌ映画祭パルムドール受賞「クラス」の生徒たち、パリの中学校に凱旋
パルムドールを手にした「クラス」の
ローラン・カンテ監督と生徒たち
[パリ 26日 ロイター] 25日に閉幕した第61回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「クラス」(ローラン・カンテ監督)に出演した生徒たちが、授賞式から一夜明けた26日、映画の舞台となったパリ20区にあるフランソワーズ・ドルト中学校に凱旋登校した。
前の晩にロバート・デ・ニーロやショーン・ペン、カトリーヌ・ドヌーブといった大スターたちと同じ舞台に立った彼らを出迎えたのは、待機組の生徒や教師たちと、大勢の取材陣。TVクルーや風船を持って押し寄せたファンで、一時交通が遮断される騒ぎとなった。
フランスの「教育優先地区(ZEP)」制度を実際の教師と生徒たちという当事者の目で捉えた同作は、移民労働者や人種問題、教育格差など現代フランスを揺るがす様々な問題を浮き彫りにして高く評価された。
同校のジャン=クロード・デフォー校長は、「生徒たちを授賞式まで残すようにという連絡があった段階で、何らかの賞を受賞するとは思っていましたが、まさかパルムドールとは……」と驚きを隠せない様子。突然の名声に生徒たちが浮かれすぎてはと心配する声もあるが、期末試験を2週間後に控えた1人の生徒のコメントを聞く限りは大丈夫そうだ。「調子に乗っちゃいけないよね。僕は俳優かもしれないけど、スターじゃない」



