[カンヌ 20日 ハリウッド・レポーター] 妥協を知らない映画監督、ラース・フォン・トリアーに強敵が現れた。
ドイツで始まった新作「アンチキリスト(Antichrist)」のプリプロダクションが一時中断の憂き目にあったことをドイツ側の出資者が明らかにしたが、その理由というのが、メインのロケ地として考えていた場所にコウノトリが巣を作ってしまったことにあるらしい。
トリアー監督は、その頑固な性質に加えて、動物愛護の精神をあまり持ち合わせていないことでも知られている(05年の作品「マンダレイ」の撮影中、監督の指示でロバが殺されたことを理由に、ジョン・C・ライリーが降板した話は有名だ)。しかし今回は何と言ってもドイツの動物保護法の方が強力だったようで、トリアー監督も別のロケ地を探すことで同意したという。
「アンチキリスト」の撮影は今夏にも始まる予定。トリアー監督にとっては、北欧以外で撮影する初めての作品となる。






