故ヒース・レジャーの肖像画、オーストラリアの権威ある芸術賞の観客賞に選出
「Heath」by Vincent Fantauzzo/キャンバスに油彩
/ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館提供
[シドニー 8日 ロイター] オーストラリアの優れた肖像画に与えられるアーチボルド賞の今年度の最終候補作品に残っていた故ヒース・レジャーの肖像画「Heath」が、一般の投票による観客賞に選ばれた。
同作を描いた29歳のアーティスト、ビンセント・ファンタウーゾはレジャーの長年の友人。レジャーが今年1月にニューヨークで亡くなる直前に訪れていた、彼の故郷のパースで描き上げたものだという。黒を背景に、まっすぐにこちらを見つめている上半身裸のレジャーの姿と、その耳元に何やら囁きかけているレジャーの2人の分身が描かれている。
残念ながら、アーチボルド賞は別のアーティストに贈られることになったが、主催するシドニーのニュー・サウス・ウェールズ州立美術館の発表によれば、「Heath」は実際に展示を見た観客による投票で3万2000票以上を獲得、一番の人気を集めたことが分かった。また、この作品のおかげで同展の来場者数も過去最高を記録したという。
すでにこの絵を買いたいというオファーもいくつかあったようだが、ファンタウーゾはレジャーの遺族と相談した結果、同美術館に寄贈することにしたと語っている。



