史上最も複製されたイメージ、チェ・ゲバラの写真の謎を追うドキュメンタリー
チェ・ゲバラの有名な写真を掲げて
スローガンを唱えるデモの参加者たち
[ニューヨーク 28日 ロイター] 一説によると、史上最も複製されたイメージなのだという。キューバの写真家アルベルト・コルダが撮影した、革命家エルネスト・チェ・ゲバラのポートレート写真のことだ。
だが実際のところゲバラとは何者で、この写真が持ち得た力とは何なのか? その謎に迫ったドキュメンタリー「Chevolution」が、ニューヨークのトライベッカ映画祭でプレミア上映された。
長髪にベレー帽姿のその写真は、ゲバラを全世界的に革命のシンボルへと押し上げた。さらにそのイメージは、Tシャツ、マグカップ、野球帽、ウォッカの瓶、タバコ、時計からビキニにいたるまで、ゲバラが戦っていたはずの資本主義社会の様々な商品にプリントされ、世界中に普及した。
本作をメキシコ出身のルイス・ロペスと共同で監督したイギリス人キュレーターのトリーシャ・ジフは、「ゲバラの顔がプリントされたTシャツを着ていながら、彼のこともその思想も何も知らない若者が多いことに驚かされた」と語っている。「Chevolution」にはそんな若者も登場するが、1960年に撮影され、キューバの新聞に一度掲載されただけの写真がやがて反抗のシンボルとして世界中に広まっていく様子が明らかにされる。


